監督 蜷川実花 主演 藤原竜也
映画「Diner」観ましたキラキラ

なかなか観に行けなくてようやくです
パンフレット売り切れてた…


しっかりネタバレしてますウインク


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殺し屋専門の食堂(ダイナー)に
売り飛ばされてウェイトレスとして
働かされる玉城ティナさん演じる
オオバカナコ
母親に置いていかれた事に今も心を痛め
大バカな子と笑われる事にも諦めている

平凡な女の子…という公式の紹介には
ずっと違和感
だってめっちゃ綺麗
蜷川実花さんの世界観に似合う
よく出来たお人形さんみたい

蜷川実花さん好きなんですよね

華やかでキラキラしてて
登場人物はみんな美しくて
残酷さも醜さもすべてリアリティのない
ゴージャスさに覆い隠されて
まるっきり少女漫画な世界観

観終わった感想も変わらずでした
これはよく出来た少女漫画だと思う


最初はこの食堂に
いろんな事情がある殺し屋がやって来て
それぞれに合う料理を提供する話なのかな
と思ってたんですけど

そういう連ドラも面白そうだけど
映画としては地味ですね(笑)

跡目争いが絡む派手な抗争がメインでした
(関係ない所でも沢山死んだけど)

もう少し1人1人に迫る話も観たかったけど

窪田正孝さんのナイーブな演技が
久々にたっぷり見られて嬉しかった
こういう繊細で優しげで
頭のネジが飛んでる感じめっちゃ好き
めっちゃ上手い

そしてなにより
藤原竜也さんがめちゃめちゃ格好良い
こんなに格好良いに振り切れた藤原竜也
映像でははじめて見たかも
『俺がここの王だ』の節回しは笑ったけど

映画観ながら
主に藤原竜也と窪田正孝観ながら
実花さんビックリマーク趣味合うね!!て思ってた(笑)


みんなイカレてて
命はとてつもなく軽い

話としては本当に酷くて
まぁだって殺し屋しかいない話ですしね
無いわーこんなん無いわー
と思いながら観るんですけど
最後はなんだかスッキリしました

締めの展開は 確かにめっちゃ唐突だったけど
これって単なる
ストックホルム症候群じゃないの?
とも思うけど(笑)

そうなるんだろうなって
途中からもうわかりますしね
そうでなくちゃねぇ 変なヒネリとかいらない
素直に可愛いお話で良かった

これはあれだな
1人の女の子が自分を大切にする事を知って
幸せになるというおとぎ話なんだと思う

オオバカナコの過去のお話は
舞台みたいな演出で
悲しい話なのにコミカルで
そういう所も含めて
なんだかファンタジーな感じでした

どんな残酷な事も 女の子が
強く美しくなるためのスパイスなんですよ
非現実な設定で それがド派手にぶっ壊れて
現実的な小さな幸せを掴むんですよ

ストーリーは正直どうでもいい感じはしたし
男の人が観ても面白いのかどうかは
わからないけど
あ でも少女漫画も男性にも人気ありますよね

好きな人はすごく好きだと思う

このMV びしょ濡れで桜舞ってて
蜷川実花ワールドだけど
なんの意味があるんだろ…と思ってたら
ちゃんと映画の展開とリンクしてたんだなー

お祭り感のある豪華キャストだったし
DAOKOとMIYAVIの2人組で
チラッと出てくるかとちょっと期待してた(笑)


そういえば
小栗旬さんが容姿端麗な役で出てるの
ちょっと納得いかないんだけど(笑)
格好良いとは思ってるけど
美形ってタイプかなぁ
出てる人がみんな
超作り込まれたビジュアルなだけに
何故敢えて小栗旬だけ容姿端麗って
言われてるんだ…と違和感が…
まぁその後の死顔へのフリなのかな…


1年前に亡くなった組織の大ボスの
肖像画がどう見ても蜷川幸雄さんで
そのあとまさかのそっくりさんも出てて
ちょっと笑ってたんですけど

藤原竜也さん演じるボンベロが
『俺を見つけて育ててくれた』
『ボスがいたから今の俺がいる』
って台詞があって これはずるい
不意打ちで泣きそうになりました


蜷川実花さんも
藤原竜也さんも窪田正孝さんも
みんな好きな私には文句のない映画でした
期待通りの美しさと格好良さに満足
観ててとても楽しかった


あと真矢みきさんと玉城ティナさん
こんな綺麗なの?と改めて思った

武田真治さんもいい演技だったなー
出てる役者さんの見たい姿が見れる映画でした
キャラ…というか役者さん本人に萌える
みんな楽しそうで可愛らしかった


観て良かったですキラキラ