それぞれの人生は愛を起点に生じて

始まりはたくさんの愛に包まれるも

いつしか愛を捧げる側になり


少しずつ愛の数が減ってゆくことに

苛立ちさえも覚えるほどに


やがては交わす会話も僅かばかりに

孤独に慣れておくといい


人生の舞台演出は痩せ我慢の連続だ



そう言えばこんなことがあったな


episode-1


氏素性や姿形も明かされてないのに

文章のみで好みと判別し接点を持ち

一期一会な出逢いに歓喜して


次第にエスカレートしてゆく気持ち

抑えられず心の内を呟いた


餌を与えて育ててきた美味しいネタ

フォロー数増強の見世物


「卑しく思えて」 


episode-2


仮想空間での幸せを現実にと告げる

玉砕され恥ずかしさに意気消沈して

消えていった人は愚かなのか


本能が許さないからと憎しみに変え

正当化し徒党を組んで反撃


体裁を繕う演出をし和解してみせる

見えない線を引いたまま


「騙し騙されて」


episode-3


寄り添い生きることが下手な若者達

周りの冷ややかな視線を避けながら

怯えているとさえ思えるほど


それぞれの生き方を尊重した結果が

離婚率に現れ始めているが


少子高齢化は必然の流れだったのか

終焉に向かう哀れな列車


「苦々しい幸せ」


episode-4


欲得を剥き出しに迫る権力者の秩序

利権を守るためなら手段を選ばない

受け継いでく揺るがない序列


我慢できない者に秩序は破壊されて

心の戒めを解放した黒い手


危きに近寄らずとばかり闘争を避け

暴走する者を止められず


「見て見ぬ振り」



日々嫌な事ばかりを思い出し嘆く



人生とはたくさんの罪を犯しながら

本能で感じたままに時の速さを変え

止まることがない流れに乗り


誰しもが人に言えない後悔を抱えて

たくさんの孤独と向き合い


時より思い出す嫌な台詞的ワードが

心に突き刺さったままで


人生はそんなもんだと割り切れない



ディンクスという風潮が蔓延し始め

仕舞いには生涯独身で徹す者までも

時代は思惑と掛け離れた方向に進む


楽しいことも沢山あったはずなのに

聞いてくれる者も少なくなり


話したとて共感してくれる者はなく

孤独という残酷を受け入れ


現実を見つめては嘆きばかりになる



少子高齢化は必然の流れだったのか

子育ては忍耐というが最後は報われ

子宝という時代錯誤の言葉が刺さる


これからの時代に必要不可欠なのは

三世代同居なのかもしれない


お婆ちゃん子というワードの復活に

新たな希望を見出してみる


未来よ今の現実から何を学んでるか



『孤独を愛せよと人は言うけど