あたしが、ちびっこの頃

父がホームビデオで
従姉妹と遊んでいる姿を
撮ってくれていた。
当時まだ8ミリビデオではなく
テレビ局のカメラマンが使うような
大きなカメラにVHSの入る機械を
肩にぶら下げで撮るもので
田舎で持っているご家庭はあまりいなかった。
中古だったみたいだけど
そんなカメラマンの父が自慢だった。
今はDVDにコピーしていて
たまに見るんだけど、

「か〜ら〜す〜
なぜ泣くの〜カラスの勝手でしょ〜♪」

って歌ってた!( ´∀`)
何回も何回も歌って飽きなかった。

アイーンしながら
庭で水遊びしている写真があったり

土曜日の8時だよ全員集合!
ちびっこだった私は
「志村!うしろ!」
って叫んで
次は「あそこからでてくるぞ!」
って父が当ててたから
子供心に
「お父さん、分かるってすごいなあ。」
って思ってた。
そして
志村は馬鹿だって。

だけど成長するうちに
志村けんさんは、とっても
頭の良い人なのに
馬鹿を演じて楽しませてくれたって分かるようになる。

すごく会いたかった人のひとりだった。
全国の人が悲しんでいるよね。

コロナのために
母と妹が非常に父を心配して
我が家の食卓はみんな1人づつで
やっぱり悲しい。
どうやら福祉施設で働いている私がコロナ菌を
持ってきて
父が感染するのでは?と心配していたみたい。

めんどくさがりな私が手洗いやアルコール消毒をやりすぎていまい手の甲が荒れてしまった。

その事を母に話していたら
父に聞こえていたみたいで
指が荒れてるならと指サックをくれた。
「あんまり私といるとお母さんに怒られるよ。
それに指じゃなくて荒れてるのは手の甲だよ」
って笑い飛ばしたけど
父からの愛情にこっそり
泣いてしまった。
志村けんさんの死の悲しみと一緒に
今夜はいっぱい泣いてしまおう。