5月12日夜。
一路関空へ。
中国に出張に行ってくれたリネアのスタッフの方を迎えに。
コロナ前は毎月のように行っていた中国だけど、なんと3年5ヶ月ぶり。
まだ直行便がなくて、韓国ソウル経由で帰国するスタッフに、
コーヒーとお菓子を人数分買って、関空を目指す。
KIX大好き。関空のことね。
ちょうどよいサイズとホスピタリティー。
出かける時はいつものワクワク感だし、帰って来る時は「戻ってきたぁ」な安心感。
自分が行くのも帰ってくるのも、そして人を送るのも迎えるのも全部好き。
到着階に車を停めて、ぼんやり待つ。
まだ116便はしばらく到着しない様子。
そういえば昔、ルームシェアする予定だった韓国人を迎えにいくバスの中で、
自分に手紙を書いたことがあった。
それは、郵便局と歌手のアンジェラアキが発起人になった、
「未来の自分に手紙を書こう。」というプロジェクトだった。
なぜそんな手紙を書き、そして実際に応募したのかはもう覚えていないけれど、
その思いつきは、実際に100通の手紙に選ばれて出版される、までになった。
あの手紙も、ここ、関空か。
「無事に関空に着陸しました、今荷物を待ってます」と、スタッフのMさんから連絡があった。
僕は「ゆっくり来てくださいね」と返信して、
あの時の未来(それは2008年から5年後だったので、今の僕からは過去)の手紙に返信をしてみることにする。
「5年後の未来の自分」に手紙を書いた29歳の僕へ。
「あの部屋から数えて3回の引っ越しをして、またもうすぐ引っ越すよ」
「ストレッチは朝でなく、夜にしている」
「シュークリームは食べていない。カロリーが気になる年齢なんだよ(笑)」
「난 오사카에 있어요.」
「韓国語はもちろん読める。韓国で会社を作って潰すくらいまでやるんだぜ。仕事も面接も全部韓国語でやってたんだぜ」
「あの人の名前はもう、呼ぶことはないんだ」
最後のあなたの質問はこうでしたね。
「5年後のあなたへ。あなたは今の僕に還りたいと思いますか?」
一言ではなかなか答えられない質問だね、、、
もちろんあれから15年ほどが経って、後悔していることは山ほどある。
やり直せたら、と思うことはあれもこれもとそれもと次から次に。
でも、還らない、というのが答えではある。
16503/9930
〜公式サイト・ウィッグ販売〜
〜楽天市場・ウィッグ販売〜
〜韓国リネアストリア〜