今日は父親とお墓参りへ。
朝9時に大阪駅のホテルまで迎えに行き、
そのまま堺にあるお墓へ。
春の陽気と、6分咲きくらいの桜。
最近は、あとどれくらいの間、父親と普通に話ができるのかあぁと考える。
去年に2回ほど脳梗塞をやってから、すこし記憶などに曖昧なところがでてきているし、膝もしんどそう。
こんなふうに普通に、一緒に過ごせる時間は、実はそうは長くないのかなと、そうも思う。
お墓を磨きながら、父親はなぜかもうバケツ2杯分の水を汲んできてくれて、「疲れた」と笑っていた。
「あの辺りまでいくと、たぶん寿司屋が何軒もある」
とても昔、僕が小学校1年生だった頃まで、この辺りに住んでいたので父は土地勘がある。
お墓参りが終わって車を走らせて、近所のお寿司屋さんへ。
お寿司と天ぷらのセットをしっかり平らげていた父。
まだまだ食欲はある。それはすごくいいことだなと思う。
大阪駅まで送って、じゃあねと手を振って別れた。
「お墓参り行かなきゃ」って気にしていたみたいだったので、連れて来れられてよかった。
この桜がきれいな墓地は、
僕のおじいちゃんと父親が、近所だったこの辺りに遊びにきた時、
たまたま区画募集の話を聞いて、半ば衝動的に購入したらしい。
それが昭和57年、春の話。
当時、僕の祖父、父が描いていた情景は痛いほどわかる。
そしてその情景のほとんどが叶えられなかったということも、今となっては事実としてはある。
時間がどんどん過ぎていく。
村瀬純平
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