韓国LINEASTORIA(リネアストリア)が、
韓国の日本製品不買サイト「NoNoJAPAN」に掲載されました。
つけられているコメントなどをみていると、
「ここは代表が日本人だから不買!他のウィッグ会社で買おう」などと、
書かれている様子。
ユニクロやABCマート、DHC、JALやANAなどの大きい会社に混じって、
僕たちリネアまでここにアップされていることに何やら感じるものはあります。
徴用工問題がどうとか、ホワイト国除外がどうとか、
その是非や因果など政治的な問題には首をつっこむ気はないので、
リネアとしてどう考えるのかと、僕の個人的な感想を少しだけ。
まず前提として、確かに韓国リネアの代表取締役の名前は僕「村瀬純平」である。
しかし、雇用という意味では、合計で韓国の方6名のスタッフがいて、
法人税だってそう多くはないけれどちゃんと韓国政府に納めてきた、もう9年目。
僕自身は韓国リネアから1ウォンの報酬も得ていないし、
日本から韓国リネアに投資をしたことはあれど、
韓国から日本にお金を持って帰ってきたことは一度もない。
僕自身、韓国も韓国の人たちも韓国の音楽も言葉も大好き。
韓国を旅行中にも、いろんな方に助けてもらったし、
だからその時の「恩を返す」とか、そういう訳ではないけれど、
韓国のお客様にウィッグをお届けできて喜んでいただけたり、
韓国の経済にも少なからず貢献できているのかなという自負はあった。
だからこそ、今回のこの掲載は、個人的には少し寂しいかな。
そして思うのは、韓国リネアのスタッフには心配をかけて本当に申し訳ないと。
実際にスタッフのご家族の方や友人の方も、だいぶ心配してくれているらしい。
何かリネアストリアのスタッフであるからといって、
後ろ指をさされるようなことがもしもあるのなら本当に心苦しい。
幸い、日本・韓国スタッフ間は平和なので、
できればこの嵐も早く収束してくれたらと思う。
僕の40カ国以上のバックパッカー経験から言うと、
隣国同士で仲が悪いのは日本と韓国だけじゃなくて、割と普通のことだと思う。
地理的に近いとやっぱり資源や土地の帰属問題が出たり、トラブルの種も増える。
ギリシャとトルコもそうだし、ベトナムとラオスだって複雑な感情を抱えてた。
中国とインドもそうだし、インドとパキスタンもそう。
イギリスとアイルランドもそうだし、アメリカとメキシコだってそう。
これだけ近いと、今までの歴史の問題もあるしトラブルも増えるけど、
これだけ近いからこそ、日本人と韓国人しか分かり合えない価値観ってのがある。
僕がイギリス留学中、寮の部屋番号が44号室で、
その番号が「なんか不吉だね、、、」と分かり合えたのは韓国人留学生だけだったし、(韓国語の4は「死」と同じ発音。日本とおなじ)
お箸を使って食べる文化や細やかな感情など、
ヨーロッパの生徒とは10時間語っても分かり合えないことを、
韓国人の生徒だったらウィンクひとつで分かってくれた。
アフリカを旅行中は、日本人も韓国人も中国人も、
ひと言「チナ」と一緒くたにされてボロボロのバスに乗せられて一緒に抗議したっけ。
韓国と日本には確かに悲しい歴史が存在するけれど、
だけれども韓国人と日本人にしか分かり合えない感情や言葉、
文化がたくさんある。
それらは百万語尽くしても、他の国の人とは分かり合えないものかもしれないものかもしれない。
なので、やっぱり韓国と日本はたまにケンカしながらでも、
がっちり手を取り合って、進んでいければと思う。
明日は日本では終戦記念日。
韓国では光復節。
とにかく今は。
深呼吸して、静かに。
でも堂々と。
LINEASTORIA 代表 村瀬純平
15135/11298
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