8月26日
シベリア鉄道、四日目。
毎日車窓の景色を見ていると、時間の感覚がおかしくなる。
例えば、朝、どこかの駅でパンを買ったのだが、それが昨日だか今日だったか、
全く分からない。
変わらない車窓の景色、
変わらない停車駅、
変わらない乗客の顔、
全て一緒くたに溶け込んでしまう。
モスクワまで2026キロの標識を見る。
3分の2ほど来たか。
部屋から出て来たザヤと笑顔を交わす。
トイレを待っている様子。
ガタイがいい。
ケンカしたら負けるなぁなんてくだらない事を。

モスクワまで2025キロ。
いつか誰かもこの標識を見るんだろうな。




(For Tourist)
シベリア鉄道情報。
食事について。
食堂車は高くておいしくない。
ちゃんとしたメニューなら180ルーブルくらいから。
サービス税がかかるので200ルーブル(約800円)に。

お湯はいくらでも使えるので、
僕はインスタントラーメンばかり食べてました。
もちろん鍋を持ち込んで。
モンゴル人はたいていパンとソーセージ、キュウリ、トマトなどを持ち込んで
サンドウィッチを作って食べいた。
食料とお菓子は豊富に持ち込んで下さい。

途中駅で停車時に買い物できますが、
食料はあまり豊富でない感じ。
ビール、煙草などが多くて。
しかも、高い。もちろんルーブルのみです。

電気プラブは車両最後尾とトイレの中にあります。
トイレは清潔。
一車両を一人の車掌さんが管轄するのですが、
その人が掃除などをしているので、その人次第かも。
停車時、国境付近ではトイレに行けません。
モンゴル、ロシアの国境越えは時間がかかる。
スフバトール(モンゴル側国境)からナウシキ(ロシア側)まで、
6時間くらいトイレに行けないと思った方がよい。

車両の中に停車駅、その駅で何分停車するのか、掲示されているので、
安心して途中駅で買い物できます。

国境越えの時のカスタム申告書類について。
オール、ロシア語です。ノーイングリッシュ。素敵!
露和辞典を持っていくか、ロシア語の堪能なモンゴル人を頼って下さい。
ちなみに
名前、国籍、パスポートNo.、子供を連れているかどうか、
荷物の数、危険品を持っていないか、高価な荷物の詳細、
ドラッグを持っていないか、酒を持っていないか、などです。

乗客はロシアに向うモンゴル人商人、学生などが多い。
モンゴル人にロシア語を習いましょう。
あとは旅行者。
少し修学旅行みたいなノリ。