WBC予選、日本ー韓国戦。
彼女と並んで見る。

この為に、ソウルから大邸まで大急ぎで帰って来た。
テレビが鮮明に映るモーテルを探してチェックインした。

プレイボール。
見慣れた、足を運んだ事もある東京ドーム。
見慣れた、そしてよく知らない選手も。
僕は日本を応援し、彼女はそんなに興味がなさげだったが、
イスンヨプの逆転ホームランが出たときは喜んでいた。
最後はイチローがサードフライを打ち上げて、ゲームセット。
腹が立ってテレビを消した僕。
「ご飯食べに行こうか」
「うん、おいしいもの食べに行こう」

翌朝のスポーツ新聞一面は全部青いユニホームのイスンヨプ。
やっぱり腹が、、、立つ、、、悔しい、、、

この感情は「ナショナリズム」だろうか。
僕の嫌いな、あの「ナショナリズム」だろうか。

僕がJAPANを応援するのは何故だろう?
JAPANが負けると悔しいのは何故だろう?

自分の兄弟が甲子園に出たら応援に行く。
隣りの兄ちゃんが相撲取りになったら後援会に入る。
隣町の女子高生がアイドルになったらCDを買う。
自分の都市のJリーグチームが優勝したら嬉しい。
そんな感情の延長線上に、ちゃんとそれはあるものだろうか。