今日は朝から韓国語の勉強。

今やっているのは、

①NAVERのサイトで韓国のテレビニュースを少し見る。

 (下にアナウンサーが話している内容がテキストになっているので便利)

②韓国で買った簡単なエッセイを軽く読んで使える表現はスマタンに登録。

③スマタンを軽く流す。

で、合計30分くらいです。(詳細はまた今度に)

 

というわけで、僕が韓国語を学んできた方法第二弾。

僕が2005年12月、まだロンドンにいた時。

理由はさておき、英語をほったらかしにしてイギリスで韓国語を学ぶことになった僕。

参考書としてロンリープラネットのコリアンフレーズブックを買ってみたことは前回書きましたが、、、

そのあとは素敵な出会いがありました。

 

当時、ロンドンのキングスクロスにあったコリアンゲストハウスに宿泊していたので、

周りに韓国人の方はたくさんいたのですが、、、

宿泊客の友人に、なんと「韓国語教師」がいたのです。

さっそくそのキム先生を紹介してもらい、レッスンを受けることになりました。

 

そのキム先生。僕と同じ年の27歳(当時)の女の子。

ロンドンで韓国語を教える生徒を探している、とのことだったのですが

キム先生は英語がそんなにうまくなかったので、生徒探しに苦労していました。

ゆっくりとした発音で、ゆっくり歩く、ゆっくり食べる。そんな先生でした。

 

当時、僕もキム先生もとにかくお金がなかったので。

仕方なくレッスンは散歩しながら行っていました。

オックスフォードストリート、ピカデリーサーカス、ハイドパーク。

クリスマスを過ぎた冬のロンドンの街を二人で歩きながら、

「イゴムオヨ(これは何ですか?)」

「ボスイエヨ(バスです)」

「サラミマナヨ?(人が多いですか?」

「マナヨ(多いです)」

といったやりとりを延々繰り返していました。

最後にマクドナルドに入って99P(当時のレートで200円くらい?)の紅茶を飲んで終了するレッスン。

 

キム先生は韓国語を教えるのは好きだと言っていた。

なんとなくソウルにいるのがしんどくなってロンドンに来て。

英語の勉強はなかなか好きになれないけど、韓国語を教えるのは楽しいと。

形に残るものではないけれど、その人の心にきちんと残せるものがあるからと。

 

キム先生とのレッスンからもう13年が経って。

僕は今でも時々、韓国語を話しながらこれはキム先生の言い方だなぁと思う瞬間があります。

「マナヨ」とか「チュウォヨ(寒いです)」とかの短いやりとりをしたあととかに、

ふぅっとキム先生と冬の本当に寒かったロンドンの街を思い出したりする。

「新しい言葉を覚える」というのは、実はとてもロマンチック。

それもキム先生が教えてくれたのかなと思います。