【メンタル日誌】衣食足りて礼節を知る/人はパンのみにて生くるに非ず/憂いも辛いも食うての上 | 三千世界に咲く一輪

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《風流ならざる処もまた風流》

世の中の常識にとらわれないで、
自分なりの美しさを見つけ出し、
自分の感覚を信じること。



━━━【今日のテーマ】━━━━

衣食足りて礼節を知る

衣食が足りてこそ
礼儀にまで気を配ることができる

人は生活が豊かになり
心に余裕が出てくると礼儀が生まれ
しっかり節度をわきまえることが
できるようになる

経済的に安定していることで
初めて精神的な余裕を持つことが出来る


言い換えれば 
つまり

礼儀を知らない非常識な人は
生きるのに精一杯である

或いは
金持ちで生活が安定してても
産まれた場所が最初から裕福だと
礼儀にも無頓着であり
当たり前の生活の豊かさに
気づかない者も多い




━━━━━【由来】━━━━━━
倉廩そうりんつれば即ち礼節を知り
衣食足りれば即ち栄辱えいじょくを知る
米倉(こめぐら)が満たされてこそ
道徳マナーなどを知ることができ
衣食が足りてこそ
栄誉と恥辱の違いを知ることができる

お腹が満たされないと
説教をまともに聞くこともできない

裕福な生活を追い求めるだけで
人生が終わってしまうパターンが
一般的には普通である


━━━━━【類語】━━━━━
憂いも辛いも食うての上
十分に食べられなければ
悲しい辛いと言っている余裕はない

毎日18時間前後働く者にとっては
自分を見つめる時間など無い

イノシシのように突き進んで
必ず立ち止まったとき
歩んできた道を
肯定するしか脳のない人格が完成する


恒産なくして恒心なし
経済的に不安定な状態では
道徳を大切にすることはできない

他人に対する心配り
おかげさま精神
道を譲るゆとり

他人の善意は偽善である
出会う全ての出来事に感謝する




━━━━━【対義語】━━━━━━
人はパンのみにて生くるに非ず
人は食べるためだけに
生きているわけではない

物質的に満たされるだけでなく
精神面や心を豊かに養うことも大切

お金よりも大切なものを持ちましょう
そのためには
最低限のパンが必要である

自分が幸福になりたいから
他人を幸福にさせる




━━━━━【英語表現】━━━━━━
well  fed  well  bred
良い食事は 良い人を育てる
the  poor  can't  afford  manners
貧しい人は礼節をわきまえることができません

その他
生活の最低限のものが満たされたときにだけ
人々は礼儀正しくする努力をすることができる


※東洋的な言語表現とは真逆の
西洋圏の言語表現は非常に直球で面白い!







平和な人間たちは
不幸な人生を知らない

だから
『手に入れた宝物』を失うと
やたら嘆いたり落ち込んだりしている
陳腐な感情である

それに対し
底辺の人生だと
宝物を探しに行く靴(くつ)がないのである
そもそもスタート地点が違うのである


両者は
相容れなくて当然である

平和ボケな奴らと
会話をすると
苛立ちが隠せない


ただ
重要なことは
『人間の本質は同じである』
食べるために生きているわけではないのだから

裕福な金持ちでもバカは多い
貧乏な物貰いでも賢者はいる

さて
月収500万の者が10万円の寄付をするのと
月収5万円の者が10万円の寄付をするのでは
10万円の重みが全く違うのである
(寄付を受ける者の話ではない)
心の豊かさの話である

貧乏であっても
名声がなくても
どこまでも自分自身の問題なのである




━━━【エピソード①】━━━━━━━
『生活費を知らない爺さんたち』
仕事の大先輩の話なのだが
毎月の小遣いは1万円も無い、と自慢していた
それ以外はお金のかからない
節度のある生き方をしている
と自慢していた

どアホか!?
食事代を知らんのか?
光熱費も知らんのか?
靴代は?衣類代は?
掃除機フィルターの代金すら
知らんだろ?

いつも言いたいけど
グッと感情を飲み込む
平和ボケを相手にするケース


━━━【エピソード②】━━━━━━━━
『スーパーで亡霊のような爺さんたち』
スーパーへ買い物に行く
私は独身なので独りで買い物をする
そこで 
一定確立で夫婦と出くわす
ここで
オッサン(爺さん)がぼけ~
亡霊のように 
ただウロウロしている姿を見る

まず『邪魔である』のは当然だけど
それ以上に
買い物スキルを
学ばない姿勢が
腹立たしい

まぁこれは
30年以上独りで生きている私の
ただ妬みだと思うけど

食事を
作ってくれる人がいるのが
当たり前という姿勢に苛立ちます

食材を買う
食材を調理する
片付け

家事のこと

自分でするのが当たり前の独身者

衣食足りて礼節を知る

当たり前の状況に慣れて
平和ボケしている者が羨ましい
という話であろうか

ただ思う
『腐った人間』に目を向けるのはやめよう、と。

そもそも
腐っている私なのだから
これ以上腐らないように
細々と生きよう、と。

他人の無能な姿はよく見える


好きなものを買い物してきたのだから
美味しく頂いて

他人を馬鹿にしない礼節を
振り返りましょう、と。