山口県萩市大字福井下にある行願寺。
 
 
素朴な山門に…あまり使われていなさそうな石段。
 
 
こちらの参道は今は雑草に埋もれて通る人も無い様子。(お寺の横の駐車場からスッと行けます)
 
 
しかし…江戸時代の人の気持ちになって…石段を使ってみる^_^
 
 
寺伝によると…開基は願誉(播州国明石の生まれ)とされ、10歳で出家し、33歳の時に本尊阿弥陀如来を背負うて黒川村手水川上流の山中にて、石上に如来を安置して念仏に専念したという。
 
 
2世覚誉良円の代に法性山行願寺と寺号を改め、3世法誉智源の代に現在の地に移転した。
 
 
 
境内にある榧(かや)の巨木には…木喰五行上人が彫った薬師如来像がある。
 
 
寛政9年(1797)12月から翌年9月まで滞在中に刻んだものとされる。
 
 
ドキドキしながら木の洞を拝見しました。
 
 
左手たなごころの上に薬壷を置き右手上から覆うようにし…耳の病に効く薬師様として崇められている。
 
 
木喰上人の仏様は…『微笑仏』と呼ばれるので…此方のお薬師様もなんだかニッコリされているように思えてくる^_^
 
 
山口県には木喰上人の仏様が55体残っているそうで(日本で4番目に多い)、その中でも…此方のお薬師様が山口では一番最初に彫られたものなのだそう。
 
 
野外にあるので…やはり風化が進んでいるのは仕方ないけれど、庇が作られていたりと、大切に守られていることに感謝でした。
 
 
 
雲林寺と同じく、立木薬師様にもずっとお参りしたかったので…(ちょっと大袈裟だけど…)もう思い残すこともない…というような気持ちになったりもした^_^
 
いや、でも寿命ある限り生きさせて下さい…とお祈りしました(^-^)
 
 
 
 

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