〈四国霊場第87番・長尾寺(ながおじ)〉
 
 香川県さぬき市長尾西653
 
 
 
天平11年(739)行基菩薩がこの地を歩いていると、道端に楊柳の霊夢を感じ、その木で聖観音菩薩像を彫造し本尊としたのが長尾寺の始まりとされる。
 
 
その後、弘法大師がこの地を訪れ、入唐が成功するように年頭七夜に渡り護摩祈祷を修法して、国家安泰と五穀豊穣を祈願された。
 
 
唐から戻った大師は、再びこの地を訪れ『大日経』を一石に一字づつ書写し供養塔を設立し、その際に真言宗に改宗、長きに渡り多くの天皇に帰依された寺であったが、天正の兵火により灰燼に帰し、江戸時代に藩主・松平頼重が堂宇を整備し、その時に天台宗に改められた。
 
本堂は…天和3年(1683)の建築。
 
大師堂は…大正時代の再建。
 
 
安政二年秋九月(1855)
 
 
 
天保十五甲辰歳三月吉日(1844)
 
大師堂から山門の方を見た景色。
 
 
山門は…寛文10年(1670)の建立とされ、三つ棟木という珍しい工法で作られているそう。
 
仁王像は大阪で作られ、志度浦に運ばれた後、寺まで自分で歩いて行ったという伝説がある(^^)
こういう嘘みたいな面白い話が好きだ(^^)
台座がカラフルで素敵♡
 
 
山門の前に保存される経幢。
西側の経幢は…弘安6年(1283)
 
 
 
東側の経幢は…弘安9年(1286)
 
 
 
経幢2基…国の重要文化財に指定。
 
 
御朱印
 
御影
 
 
四国霊場も未訪の札所…残すところあとひとつ…。
 
 
 
 
 

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