(ここからまた8月1日の続き)
〈四国霊場第86番・志度寺〉
香川県さぬき市志度1102
四国霊場の中で海に一番近いお寺。
山門は…寛文10年(1670)讃岐藩主・松平頼重による寄進。国の重要文化財指定。
仁王像は運慶の力作と伝わる。
山門までは…普通に立派なお寺なのだけれど…境内に入ると景色が一変します。
(写真ではわかりにくいかもしれないけど…なんだか荒れた雰囲気のする境内)
本尊の十一面観音立像…国の重要文化財指定。
志度寺の開創は古く、推古天皇33年(625)海洋技能集団海人族の凡園子(おおしそのこ)が霊木で十一面観音像を彫り精舎を建てたのが始まりといわれる。
その後、藤原鎌足の息子・不比等が妻の墓を建立し『死度道場』と名付けられた。
本堂も寛文10年(1670)松平頼重による寄進。国の重要文化財指定。
不比等の息子・房前の時代、行基菩薩と共に堂宇を拡張し、学問の道場として栄えた。
能楽『海士』の舞台としても語り継がれている場所。
大師堂
石燈籠…延享元年甲子(1744)…四国霊場イチ境内に雑草が多かった。
琰魔堂
こんな…『琰魔(えんま)』という字もあるのだなぁ…。まだまだ知らないことばかり…(笑)
寛文十一年(1671)国の重要文化財指定。
志度寺の閻魔大王は十一面閻魔大王。
毎月17日が開帳日。
写真は『歩き遍路旅』から。
薬師堂は鉄パイプで補強されていた。(虫も多くて…近寄り難い)
手水鉢…延享元甲子歳(1670)
朱塗りが美しい五重塔。
昭和50年(1675)落成。地元出身の実業家・竹野二郎氏による寄進。
木が繁りすぎて全容を撮るのは困難(^^)
ただ、境内は荒れた感じなのに…納経所の中はとてもキチンと整理されて(物販の種類も豊富)、写経が出来る机椅子もあり、冷房もよく効いていてホッと出来る空間でした(^^)
御朱印
御影
御詠歌と弘法大師像。
久しぶりにこのタイプをいただいた(^^)
境内の海に近い場所にある…
〈古跡 海女の墓〉
天武の昔、藤原不比等は…唐の高宗妃から贈られた面向不背の玉が志度沖で竜神に奪われた為、身分を隠し都から志度の海を訪れ、純情可憐な海女と恋仲になり、房前(ふささき)が生まれた。不比等から事情を明かされた海女は瀬戸の海に潜り竜神と戦い玉を取り返したが、戦いの際に傷を負い真珠島で命が尽きてしまった。
〈純愛悲恋の海女の墓・五輪塔と経塚〉
後年、大臣となった房前は僧行基を連れて志度を訪れ、千基の石塔を建てて母の冥福を祈ったという。
高浜虚子の息子・高浜年尾(1900〜1979)の句碑
『盆に来て海女をとむらふ心あり』
駐車場の近くにポツンと立っていた鳥居。
天保十五辰年(1844)
☆ ☆ ☆
10月になっても暑いです。
服装も真夏と同じ格好で暮らしています。
少し前からマンションが外装補修工事のために足場組みを始めていて、ドリルや金属音がうるさいけれど、暑くて窓も閉められない…(><)
明後日からグッと気温が下がるとの予報…期待していますよ(^^)
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