松山城のお堀の傍、南堀端通りから東堀端通りへ曲がる辺りにあるのは…八股榎お袖大明神。
江戸時代…松山城のお堀端に住んでいたお袖という狸が祭られているらしい。
そういう由縁か…歩道に一番近い場所には信楽の狸が鎮座(^^)
日本伝承大鑑に詳しい話がありました。
( スクショ本当に便利です )
大正時代に松山の医師が…『急な往診を依頼され、見覚えの無い邸宅で子を取り上げたが、その謝礼金の中に木の葉が混じっていて、お袖狸の仕業だとウワサされた』という話が面白いなぁ…と。
松山出身の正岡子規もお袖狸を俳句に詠んでいるというので調べてみた。
『小幟や狸を祭る枯榎』
この句で間違いないと思います。
現在の祠は檜造り、昭和31年(1956)に完成。
平成26年(2014)には『八股榎お袖大明神奉賛会』が発足、根強く庶民の信仰を集めている。
こういう庶民信仰って、いろんな事が進歩していっても、いつまでも残って欲しいです。
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