ファスナーを開けるとからっぽ

満たされていくことに切なさを覚える

口に放り込むたびに

噛む感触が忘れられない

 

次から次へと入っていく

たちまち中身はなくなっていく

次の中身は満タンになり

我慢する間もなく

口の中に入り込み

失うごとに不満に思える

 

ファスナーが満タンになると

次の中身が不満を覚える

口に放り込みたくもなる

その繰り返し 繰り返し

からっぽも繰り返し