カビ取り・防カビ工事専門の純閃堂(JUNSENDO)、代表安藤でございます。
今回はお掃除アドバイザー稀麗の投稿ではなく、私が記事を書いております。
2019年10月12日の台風19号について、被害にあわれた皆様へ
心よりお見舞い申し上げます。
当社も13日午前1時付近に越辺川氾濫の影響を受け、工場が大きな被害を受けました。
今回の台風19号の被害状況は河川決壊が47、浸水被害は1万棟以上とあります。
東松山付近はなかなかニュースに取り上げられませんが、少しでも河川決壊の怖さ、浸水の恐ろしさ、その後の対策を写真付き情報で発信できればと思います。
台風が埼玉県に上陸した20:00付近には、入間川、都幾川、越辺川の橋が
通行止めとなり、「警戒レベル5相当」の緊急速報が鳴り響きました。
橋はほとんど通行止めとなり、通過することはできません。
※情報が間違っている場合はご連絡ください。
この時、すでに都幾川では氾濫しており、都幾川の氾濫をもろに受ける可能性があるピオニウォーク付近が非常に心配な状況でした。
暴風雨でしたが、当社工場は22時付近で何も影響がなく、浸水被害はないものと思っておりました。
しかし、午前1時頃、台風が過ぎ去り静かになったのですが、用水路が詰まるような「ボコボコ」という音や、物が当たるような「ドカッ」という鈍い異音がするため、外に出ました。
すると外は一面水で覆われた別の世界になっていました。
その高さ床上1m
台風が過ぎ去って、深く安心した突如、あっという間に1mの河川が流れ込んできたのです。
水害の怖さはまさにこの点だと思います。
気象庁が「台風が過ぎ去ったからといって、安易に外へ出てはいけない」と言っていた理由が深く理解できます。
水は泥、大木、住宅から流れたものなど様々でした。
グーグルマップの左側は越生、毛呂山と山が多いので、そこに降った雨が集まって越辺川を氾濫させたのでしょう。
河川の水が引いたのは、浸水したときから数えると、約5時間程度でした。
翌朝、天候は晴れ。
工場を見るとダンボールなど商品類は倒れ泥水につかり、エアコン・PCなど家電製品や浄化槽も破損し大変な被害となってしまいました。
※メンバーも疲れがたまってます…
この破棄ダンボール山があと3つあります…
※付近の飲食店
※ピオニウォーク付近
幸いにも当社スタッフへの影響はありませんでしたが、
たくさんのお客様が心待ちにしていた商品が破損してしまいました。
「これまでに経験のない大雨」は至ることに大きな爪痕を残していきましたが、次に起こる住宅被害は「カビ」です。
千葉県で起きた台風15号の大きな被害は、のちに大量のカビ発生が問題になり現在も続いています。
当社にも数多くの問い合わせがあり、できる限り対応させて頂いております。
2019年10月15日以降----
河川氾濫の影響を受けた地域で床上浸水
■台風の次の日は晴れ、ここから数えて約7日後にカビが発生。
現時点では土の中にいた微生物が住宅内に入り込み繁殖準備。
1、畳、床下、木材などが微生物によって異臭を放つようになる。
2、白、青、緑、黒などのカビが徐々に増えてくる。
3、増えたカビか異臭を放ち、住宅内にいられなくなる。
4、住宅の骨組みを移動し、内部がカビだらけになる。
上記のように1~4に順番で増えていきます。
当社は上記の「1」が起こらないようケルヒャー高圧洗浄機の洗剤入れに薬剤(ドクターREVON)を入れて、除菌をおこないました。
■注意点
千葉県では建築屋さんが家屋を修繕するまでに、
相当な期間が必要になってしまっております。
しかし、微生物の繁殖は止まりません。
建築屋さんが家屋の修繕に入るまでの期間、カビなどの二次災害に遭わないよう早めの対策が必要です。
住宅内に入り込んでしまった土に微生物(グラム陰性菌、グラム陽性菌、真菌など)が潜んでいます。
まずはその土を外に出すことに専念してください。そして早急に換気します。
そして身近な手に入るものでは消毒用エタノール78%などの殺菌剤を使って、
床など浸水した箇所の菌類除去をしてください。
※エタノール50%以下ではある程度しか除菌できません。
スプレーよりも、雑巾や刷毛ブラシで塗布する方が効果的です。
その際、湿度が高めな所は念入りに除菌しておきます。
1、水分を吸ってしまったダンボールはすぐに破棄。
2、カーテンなど川の水を吸ったものは、取り外して乾燥させる。
3、畳は必ず外に干し、基礎はエタノールで除菌。
4、木材は風が通るように工夫をして、木目に入った土は歯ブラシなどで取り除く。
5、糖類の多い食品が散乱してしまっている場合は、早急にエタノールで除菌。
6、台風が過ぎてから急激に温度が下がったので、内部結露に注意する。
など状況によって様々な状況判断が必要になります。
まずは上記の清掃・換気で家屋を守っていきましょう。
ただし対処療法的な清掃作業となりますのでカビの繁殖を抑えたわけではありません。
この作業だけでは防カビ剤を使用していないので、2週間後にまた「粉状のカビ」が繁殖してしまいます。
より本格的に微生物の繁殖を抑えるには、
地域でハウスクリーニング業者、専門清掃業者などのPROに清掃を頼み
下記の当社商品を清掃後に噴霧してもらうだけでも、カビ防止に大きく貢献できます。
清掃はPROに任せましょう。
そして建築屋さんの修繕まで持ちこたえましょう。
修繕が必要なかった場合でも抗菌は必ず必要です。
商品名:きよらか日和
対処療法的に細菌・カビ菌を除菌します。
上記は最大50倍に薄められるのでコストも少なくて済みます、そして室内の至る所に噴霧するだけでカビを除菌することができます。
目的:室内全体のカビの予防。
注意:カビ取り剤ではありません。
備考
あくまで繁殖の予防なので、カビが目で見えてないときにお使いください。
こちらの商品を噴霧したら、晴れの日に換気をしてください。
換気をすることで、カビが繁殖する前に水分をなくすことができます。
かける場所は湿度が多いと思われる場所一面です。拭き取りは必要ありません。
私の見解では微生物繁殖サイクル、建築屋さんの修繕時期を考慮すると
こちらがお勧めです。
商品名:防カビ侍 アルコールタイプまたは水性タイプ
非塩素系
本格的な防カビ剤なので被災地の微生物状態でも、最長1年間はカビを防止してくれます。
備考
カビの発生を大幅に遅らせることができますが、
きよらか日和のように薄めることはできません。
また、既にカビが発生している場合は、
カビ取り侍でカビを除去してから、防カビ侍を使用してください。
■基本的なカビ除去方法
カビの集落(コロニー)がある場合※目で見える状態
1、カビ取り剤でカビを除去する。
2、乾燥させる。(拭き取ってもOK)
※この段階では再発してしまいます。
3、防カビ剤や抗菌剤を噴霧する。
4、拭き取らず乾燥させます。
もし上記3工程ができるお時間がある場合、カビに悩まされることはないでしょう。
範囲が広い場合はまず「きよらか日和」を噴霧して、簡易的に予防をしておきましょう。
すでに東松山の建築屋さんも予約でいっぱいになっております。
使用方法がわからなかったり、お悩み事がある場合はお気軽に下記へお問い合わせください。
出来る限り最適なご説明ができればと思っております。
私たちが得意とする洗浄剤は、この水害に遭われた皆様のご家庭に必ずお役に立てる洗剤です。早急な復旧に努め、少量でも商品をお届けできるよう最善を尽くしてまいります。
そして、被害にあわれた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
【拡散希望】台風19号の被災地では感染症に十分な備えを
純閃堂HP:https://www.junsendo.com/