タバコをやめて約3年、その間コツコツと禁煙貯金なるものを続けてきたが、バカにならないもので、1日一箱半の喫煙経費は一か月15,000円程度、年間10数万円も浪費していたことが、今更になってよくわかった。


そこで、貯まった貯金を形に残るものに変えようということで、趣味の「書」を生かして面てぬぐいの作成に充てることとした。




文面は「萬里一空」その由来について・・・・・・


宮本武蔵は、「まよいの雲」の晴れたるところこそ実の空と知るべきなりとして「萬里一空」を説き、勝負を超越した清澄(せいちょう)の心境を説いている。

我々もまた、様々な修行を積み、幾多の困難を克服して、行き着く所は「萬里一空」の境地でなければならない。


武蔵は、「空は無きなり」と説いているが、空と無とは哲学的には、或は異なる意味があるかもしれない。

「無」とは、驚懼疑惑(きょう・く・ぎ・わく)、おどろき、おそれ、うたがい、まどいの剣の四病を取り去った「空」の境地であり、人生においても最も高く評価されるべき処世の妙境であろう。


剣の道において、「無」の境地、「空」の位にまで到達できる人は極めて寥々(りょうりょう)たるものであろう。

しかし、その境地にまで到達しようと努力するところに剣の修行があり、人生勉強があるものと思う。

(井上正孝著:「人生に生きる五輪の書」から引用)


この面手ぬぐい、小中学生の門下生には、1枚目につき無料配布といたしました。(単価600円程度)

この面てぬぐいで、来るべき「植田杯少年剣道大会」の入賞を目指そう!