4月15日(金)に急きょ石巻に行き、先ほど帰ってきました。
14日の夜に出発し、8時過ぎに石巻駅前に到着。
「ローラー作戦」と言われる戸別調査のボランティアへの参加が目的でした。
石巻駅前で出発前の説明がありました。
亀田メディカルセンターの小野沢先生がおられました。この先生のお力がとても大きい。
他の医療チームの先生達の熱意もとても強いのです。
今回の調査は在宅避難者の健康調査が主な目的で、早急に介入する必要がある人をまずは救い出し、今後につなげるという事が目的のものでした。
調査対象は、1階の天井まで水没した12000戸が対象です。
第1日目は40名のボランティアが参加し、2人1組になり戸別訪問をしました。
私達は住吉町という川沿いの区域の約60軒を調査しました。昨日やっと電気と水道が復旧したという地域でした。
地域の道路の半分はゴミが出されていますが、片付けはまだまだ先のようです。
1階に置いていた家財はすべて使えなくなっています。道路には船が流れ着いています。
人の背丈ほどあるブロック塀に魚が今にも泳ぎだすように引っ掛かっていました。
実際に住んでいた人は19軒。その他は未だ避難所にいる家族、親戚に引き取られた高齢者の方など。
80歳前の女性は被災した市立病院から退院した直後で、入院をしていたら死んでいたわと気丈に話していました。
しかし顔色は悪く痩せも目立つので緊急に医療につなぐ必要がある人だとチェックを入れました。
住民は泥まみれの床を掃除し、まだ使えそうな衣服や道具を庭で洗っていました。
ゴミが片付かないため、いつまでも震災を引きずって気持ちが晴れないと話す方もいました。
あと何年かして、復興した石巻に遊びに来てくださいと話された方もいました。
本当にそのような時が1日でも早く来るようにと願ってやみません。
店先を洗い流していた花屋では家族を亡くした方へと小菊を提供していました。
石巻でも津波の被害のないところはライフラインが復旧してくると、日常が取り戻せているのです。
津波の被災の状況はテレビで報道されているとおり、本当に残酷です。
しかし、道ひとつ隔ててそうでないところとは、天国と地獄です。このギャップがとても複雑な思いにさせます。
石巻市の腕章をした私達を市役所の職員と思い、不満をもらす方達もいましたが、ボランティアと知ると穏やかに受け入れてくださいました。
災害時の政治の動き、法律の壁、人間の弱さ、そして強さなどたった2日でしたが、考えさせられる時間でした。
とても長い時間を過ごしてきたように感じました。







