今では、胃内視鏡検査または通称胃カメラ検査といっていますが、初期のころはやわらかい筒の先端に小さなカメラがついていて、それを胃の中に入れて写真を撮影していました。マイクロフィルムを現像して、初めて胃の中の様子が分かったものでした。その後、グラスファイバーという髪の毛より細い強靭なガラスの束を介して、先端のレンズから胃の中をのぞけるファイバースコープが日本で開発され、検査と同時に胃の中を見ることが出来ました。すなわち内視鏡検査となったわけです。そして、アメリカでのCCDの開発により、胃の中の様子を電気信号にかえて、テレビモニターで見られるようになったのが、電子内視鏡です。最近の科学技術の発達により、このCCDが小さくなり、また光源の改良などにより、直径約4.5mmほどの内視鏡が開発されました。通常、内視鏡検査は、口から挿入して行われていました。しかし、その際に、舌の付け根を圧迫したり、のどを圧迫する為、げーっという嘔吐反射が出やすいものでした。それを防ぐ為に、局所麻酔の薬をのんだり、眠くなるような薬を注射したりいろいろ工夫はされてきましたが、やはり内視鏡検査は苦しいものだということになっていました。ところが、内視鏡が細くなり、鼻の穴から入るようになると、舌の付け根やのどを圧迫することがありません。そのため、多少の鼻の違和感を我慢できれば、話をしながら、自分の胃の中を見ることが出来ることとなりました。ただし、アレルギー性鼻炎の方や、鼻の治療をしている方、鼻の穴が狭い方は経鼻内視鏡検査は出来ません。ご希 望の方は、各医療機関でご相談下さい。