R18・J禁・P禁
気象系アイドル 潤智 妄想小説部屋
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『…………………/////』
相葉[わぁッ//
大ちゃんッ溢れてるッ//]
『………ふぇ?
…ってッ……あゎわゎッ//』
相葉[ありがとうございました♪]
通勤電車で痴漢被害に遭ってから
見知らぬ男性と
下半身剝き出しの行為をしたのが
今朝のこと___
そんな出来事があってから
数時間___
智は甘い夢から覚めて、
仕事に打ち込んでいた……………
もとい、一日、仕事に集中出来ずに
同僚の相葉雅紀に迷惑ばかりかけていた
[………でもさぁ〜…
こんなこと言っちゃあ〜悪ぃけど……]
『………んぁ?』
[これまで何も起こらない方が
おかしかったんだよッ!!!]
『……え?』
店が混みだす前の
清掃や補充の時間帯__
雅紀は智へ話を切り出した
[大ちゃんってさッ、よく見れば……
喉仏やら手や腕の筋なんか男らしいけど、
顔はベビーフェイスで可愛い方だし!]
『ちょっと…ディスってなぃ?//』
[それに…何より所作が綺麗だし……
お客さんからも
男女問わずに人気だしね!]
『………そッ かなぁ〜//』
[そうだよッ!!!
なんか、中性的だしさッ…
俺と同じで美人な方に入るから……
今まで無事だった方が
奇跡なんだってッ!]
『んふッ♡
自分好きだよね、あぁ〜ばちゃん♪』
[当たり前だよッ♡]
智は職場に到着して表に立った後、
客足が途絶える合間を縫って
雅紀へ今朝起こった事の経緯を
大まかに説明していた
勿論、男と個室トイレで行なった
秘密の行為の件は、
口を滑らせても
言えない極秘事項だが………
自分の身には起こる筈がないと思っていた
痴漢被害に遭ってしまったことは、
三十路目前の男である手前、情けなくて………
それなりに落ち込んでいたのだ
但し__
それが仕事でミスを連発している
根本的な原因ではなく、
あの凛々しい眉毛の持ち主である
好青年の胸の中で味わった
初体験を思い出してのことなのだが…………
『はうああぁ〜//』
[ゔわぁッ//
何よッ……そんな………
デッカぃ溜め息なんか漏らして……
縁起悪いから止めてくれるッ//]
『んなこと言うなよぉ~//』
だってさッ………
あの人の前で………
あんなみっともなぃ姿、
見せちゃったんだぞッ//////////
恥ずいじゃんッ/////
智は見ず知らずの男の前で
自身の恥すべき姿を晒してしまったことに
大きな溜め息を漏らすも……
それを近くで聞いている雅紀には、
何に対しての溜め息なのかなんて
知る由もなく………
店の営業中に溜め息など、縁起が悪いと
笑いながら悪態をついてきた
智は朝から遅刻して
店長である雅紀へ心配やら
迷惑ばかり掛けていることを思い出し、
せめて溜め息くらいは
仕事中は控えようと今更ながら心に誓った
でも、それにしても…………………
『イケメン過ぎるだろッ/////』
[ん?何なにッ?
俺がイケメンだって?
あったりまえじゃんッ♪
常連さんからは、
イケメン店長で通ってるんだから♪]
『相葉ちゃんの頭ん中は、
平和でいいなぁ~//』
高校からのダチである雅紀とは
気心知れた仲で、
何の遠慮もなく話せる関係なのは有り難い
けれど、まさか初めて逢った相手と
痴漢後に肌を擦り合わせてたなんて言ったら
どう思われるかなんて……………
智には “ 軽蔑 ” の二文字しか思いつかず、
相葉へは、イケメンの彼との出来事は
この先も秘密にするつもりだ
カランカランッ……
[あッ…いらっしゃいませぇ~♪
ほらッ仕事仕事ッ!!
一先ず、仕事するよぉ~♪]
『うっしッ………
いっちょやってやるかぁ~♪』
客1[あぁ〜♡♡♡智くんだぁ〜♪
あッ♡店長も、やほぉ~♪
智くぅ〜ん
今日もラテアートしてぇ~♡♡♡]
客2[私も私もぉ~♡♡♡]
『いらっしゃいませ♪』
[いつもありがとうございますッ♪
ゆっくりしていってね〜♪♪]
客[[はあ~い♡♡]]
『じぁ〜いつものお任せでいいねッ♪
序でにラテに合う
美味しいお菓子も入ったよ♪
一緒にいかが?♡』
[智くんのオススメならお願いッ♡♡]
[私も、一つお願いッ♡♡♡]
『ふふふ♪
ありがとうございます♡』
にこりんッ♡
[[きゃぁあぁ〜♡♡♡♡♡]]
相葉[ぅんうんッ♪いつも通りッ♪
今日もいい感じッ♡]
智が何か話す度に、
可愛い悲鳴をあげてくれるお客様もいて……
雅紀の店は今日も変わらず繁盛していた
本来ならば、カフェメニューから
Barのメニューへ切り替わるタイミングで
智は仕事を上がるのだが、
今朝はあの出来事の所為で
雅紀へ迷惑をかけていた分、
少しでも残業することを買って出たのだ
その分、雅紀は自由に店のことが出来ると
店のことを智と他のスタッフへ任せると
智の淹れた珈琲を片手に
事務作業や雑務をこなしていく
智も店の客足が次第に増えて
慌ただしくなる中で、
忙しさから朝の一件が頭から離れ
ラストに向けて仕事に熱中していた頃__
カランカランッ……
『いらっしゃいませッ♪』
奥の作業場から笑顔で来店者へ声を掛け
作業途中の仕事を一先ずお預けにして、
表へ駆け足で飛び出した
その瞬間___
『お待たせしました♪
何名様ですか?♡』
「あ、いた………♪」
『ふぇ?//////////』
智の目の前に現れたのは、
朝から智の頭の中を占領していた
男の姿がそこにあった
つづく__






