ねじれた絆 赤ちゃん取り違え事件の十七年 奥野修司/著

文春文庫 426ページ
これは沖縄で実際に起きた昭和46年の事件のドキュメントです。
私がその翌年の生まれなので、何となく気になって手にしました。
文庫版の特別書き下ろしを含めると、実に25年にわたって著者はこの事件を追いかけています。
事件というと「誰が加害者で、誰が被害者か」、「被害者はこんなにも辛い人生を歩んでいる」というような感じになりやすいですが、この本は「親子とは何か」ということが主眼になっています。
血の繋がりだけが親子なのか?血が繋がっていれば親子になれるのか?
すごく考えさせられました。
話を聞く、目を見る、叱る(決して怒るではなく)、褒める(決して甘やかすではなく)など、親の義務を果たすことが、まず第一歩です。
この本を読み終えると、子供を抱きしめたくなります。
親ならきっと。