会社に生命保険のセールスレディがやってきて、年に一度の契約内容の確認があった。
ロビーまで降りていくと、いつもの担当者に加えて先輩らしきセールスレディもついてきていた。
はは~ん、これは契約内容の確認ついでに売り込みがあるな?
しかも担当者は押しが弱いので、先輩が手本を見せて売り込もうというパターンだ。
…と予想した。
で、肝心の契約内容の確認は5分ほどで終わり、その後は先輩がしゃしゃり出てきて売り込みが始まった。
今回は(私が契約していない)生命保険と医療保険について売り込みたいらしい。
担当者(若い方)は書記に徹して、先輩がセールストークをカマしてくる。
でも、まずは生命保険に関して「うちの嫁は専業主婦だけど、自分に万が一のことがあったらまだ働けると言ってます。貯蓄もそこそこあるし」と説明したら、あっさり医療保険に話が移った。
死亡リスクの話よりは、医療保険の方が様々なパターンで攻めることができるんだけど、どうも理系的に腑に落ちない説明なんですよね…。
パンフレットを開いて「いまや2人のうち1人にガンが見つかっているんです!」と力説されても、「え?私の年齢で…ですか?これって高齢者だけの平均とか、年齢の条件が書いてないんですけど、どの年齢でも2人に1人?」と聞いたら、その先輩社員は黙ってしまった。
え~っと、パンフレットに書かれている内容を鵜呑みにする客もいるかもしれないけど、理系な人にその説明では納得してもらえないよーな。
「では、年代ごとの発見率などのデータをお持ちすれば、ご検討頂けますか?」と食い下がるので、「ええ、納得いくデータがあれば判断はできるので、検討はします。でも、検討した結果として加入しないこともありますよ」と返したら、この件は終わった。
次は入院保障に関して…と話が続き、入院理由のトップはこれこれで…と説明が始まった。
そこで「入院の理由以前に、何人に1人が入院するんですか?」と素朴な疑問をぶつけたら、これまた先輩社員が黙ってしまった。
そりゃそうだろう?
入院するのが10人に1人なのか、10,000人に1人なのかがわからないのに、入院の理由を聞いても意味がないんじゃないか?
そんなデータも持ち合わせていないらしい。
単にパンフレットに書いてある情報(それも売り込みに不利な事は書かれていない、偏った情報)しか持ってこないで説明しようというのは安直すぎやしないか?
…と思う。
最後に先輩社員が、いま僕が加入している個人年金保険に入った理由を聞いてきた。
そういうの、毎回新しい人が来るたびに話すのは無駄だから、顧客データに入力しておいてくれないかなぁ?
…とは思ったけど、言わなかった。
きっとまた来年も同じような感じで、新たな先輩社員を連れてくるんだろうな。
面倒くさい客で申し訳ない。