今までできたことが、急にできなくなることがある。

2月の初めまでは4'30"/kmで30kmを踏むことなんて楽勝だったんだけど、右脚を故障してからというもの、どんどん走れなくなってきた。

先週の練習会では、ついに15kmまでしか走ることができなかった。

とにかく…痛い。

先週は4'15"/kmクラスに入ったものの、とてもついていけるペースではなく5kmで断念(まぁ、ペーサーが最初のセットを4'08"/kmで暴走したというのもあるんだけど…)。

それから4'30"/kmのクラスに落としたものの、10kmでアウト。

トータル15kmしか走れなかった。

その後も、平日の朝ジョグは痛くてウォーキングになってしまったり、水曜日のポイント練習は天候不順もあってできずじまい。

かろうじて木曜の朝に8kmほどジョグっただけ。

そんなわけで、20km以上走ったのは2週間まえだし、ここ一週間は平日もろくに走れなかった。



毎晩、眠りにつくときに「起きたら何事もなかったかのように走れるようになっていれば…」と考えずにはいられない。

この一ヶ月、本当に毎晩のように願ってきた。

スポーツマッサージにも3週間も通った。

腸脛靭帯や梨状筋、大腿筋膜張筋を解すために涙が出そうな痛みにも耐えた。

…けど、治らない。



走らなければ走力は際限なく落ちていくという恐怖、そして走ることによってさらに悪化するかもしれないという不安、どういうメンタリティがひと月も続くと嫌になってくる。

で、勇気を振り絞って走り出すと痛みが走り、楽しかったランニングが苦痛そのものでしかなくなる。

そんなひと月だった。



そしてこの日は、理由を説明してペースメイカーの役目を下ろさせていただき、一般参加者として練習会に参加した。

コーチと相談して、5'00"/kmのクラスで踏めるところまで踏む…ということに決めた。

が、クラスを決定する直前で4'45"/kmクラスに変更した。

走力がどこまで落ちているのかはわからないし、安全を見込めば5'00"/kmの方が正解だ。

しかし自分の脚を試してみたいのと、少しでも練習水準を元のレベルに戻したくて、4'45"/kmをチョイス。

そして走り出すと、やはり右脚が痛い。

我慢できないほどの痛みではないので、様子を見ながら一周2.14kmのコースを周回する。

7周目あたりから、痛みが軽減してきた。

8周目からは走るのが楽しくなってきた。

体重をかけないように、アキレス腱の伸張反射でポンポンと走る。

12周目が終わって、残り2周。

練習会で予定されていた14周に対して、余裕があれば追加で1周を走ろうと思っていた。

患側の脚はただでさえ痛いので、健側の脚の疲労度をみて追加するかどうか考えた。

…いける。

せっかく距離を踏むチャンスなので、追加で一周走った。

なんとか32.14kmを走り切れた。

少しだけ、自信を取り戻すことができた。



まだ完治したわけではないので、また朝のジョギングは痛みが出るとは思う。

けれど、すでに腸脛靭帯炎は治ったようだし、あとは神経痛だけなので、無理をしたとしても筋を傷めることはない。

だとしたら、痛みに耐えて走るしかないんじゃないか?



残すところ、あと40日くらいしかないから…ね。