チョコレートを食べた。
口の中でぐちゃぐちゃ噛むと虫歯になりそうなので、チョコレートの小粒そのものを丸呑みした。
そのとき、ちょっと考えた。
脳はエネルギー源としてブドウ糖しか受け付けないらしい。
チョコレートを丸呑みすると、栄養としてブドウ糖が吸収されて脳に届くはず。
なので、栄養的には噛んでも丸呑みでも同じハズ。
しかし思うのだ。
チョコレートを口の中で溶かしたときの、あの甘さが与えてくれる快感はなんだろう?
脳内の快感をつかさどる中枢にダイレクトに働きかけているような、あの感覚はなんだろう?
それは舌の上で甘味として入力された信号が、直接脳に届いているような気がする。それは栄養という刺激ではなく異なる刺激として脳を直撃しているようだ。
そう考えると、やはりチョコレートを口の中で溶かして食べたほうが精神衛生上もいいのかもしれない。
一粒のチョコレートで、そんなことを考える余裕がある自分は幸せだと思った。