私が五歳頃のある日事件が起こった

慌てて遊びに行こうとした私が転んで玄関の敷居におでこをぶつけた

傷口はぱっくり開き顔が血で染まっていく

大量に流れる血、出血多量

慌てて母は父をパチンコ屋に呼びに行ったらしい

その時の事も覚えていないけど

傷は今も残っている

母は私達姉妹に赤い服は買わなくなった

母のトラウマが増えた

その時の後遺症なのか、生まれつきなのか

私はとても酷い便秘症だった

今は便秘はない、医師から薬を処方してもらっているから

どれくらい酷いかと言えば二時間トイレに入っても出ない

「あれ、お前どこにいたの?」

「トイレにいた。」

「ずっと入っていたの、気付かなかったよ。」

と母と姉は笑っていたが、私は足が痺れて気張りすぎてクタクタだった

今飲んでいる薬を見ると「胃酸を中和する薬」と書いてある

私は幼い頃から胃薬を持ち歩いていた

内弁慶だったから母は気付かなかったと思う

幼いながらどこかで親の顔色を伺っていたのだろう

天真爛漫でやんちゃも私だがもう一人の私がいた

幼くてそれに気づけなくて体が訴えていた

それもどうする事も出来ないくらい幼い頃である