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■今日(6月1日)、早稲田大‐慶應義塾大1回戦を観戦した。
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(写真)スタメン

早稲田 301 110 200  =8
慶應大 000 010 030  =4 
(早)○有原‐内田、(慶)●白村‐小原‐山形‐菊池

■早稲田は、この試合で4番に座った小野田俊介(3年、早稲田実)の3点本塁打と適時打で4得点。5回も中村将吾(3年、天理高)の本塁打が飛出し、さらに四球で一死走者一塁になったところで、慶應のエース・白村明弘(4年、慶応高)が降板した。

白村に代わり、慶應の2番手として登板したのが、小原大樹(1年、花巻東高)である。場内アナウンスが小原の名前を伝えると、慶應側内野席が一瞬ざわめいた。、そして慶應ファンでさえ、「オバラ? いったい誰?」「花巻東? 大谷の同級生が慶應にいたんだ!」などの会話が飛び交った。

なにせリーグ戦初登板である。スタンドを埋めた観客の大半が、花巻東出身、日本ハムの「二刀流」大谷翔平の同級生ということだけを頭の中にインプットして、小原の投球を見守った。
マウンドに小原が立った。投球練習を開始した。肩を大きく上下し、何度も何度も深呼吸を繰り返す。顔面蒼白に見える。相当に緊張している様子である。無理もない。初登板が伝統の、しかも独特の空気が球場を包む早慶戦である。先ほどまでブルペンで投球練習をしていたとはいえ、マウンドに立つ自分の姿を現実のものとして想像できていたのだろうか。それさえ疑わしい。

■投球練習が終わった。早稲田一死一塁の場面で試合再開である。まず相対したのは、野球センスに優れた5番・茂木栄五郎(2年、桐蔭学園高)。茂木は小原の極度の緊張度合を見て、三塁線にセーフティバントを仕掛けた。慌てて小原がマウンドを降り、一塁へ送球するも一瞬遅くセーフ。一死一・二塁。

何ということだ。いきなり大ピンチである。内野を守る先輩たちが代わる代わる小原に声をかける。「大丈夫だ。打たせろ。守ってやる」とでも言っているのだろうか。声をかけた先輩ひとりひとりの言葉に頷き、時には帽子を取ってお辞儀をして返事をする小原。

打席に6番・大野大樹(4年、早稲田実)が入った。「大樹」、あ、自分と同じ名前だ! などと思う余裕は小原にはなかったと思う。絶体絶命のピンチである。そして捕手・小笠原知弘(2年、智弁和歌山高)のサインに頷き低めを狙って投げると、大野の打球は二塁ゴロに。ボールは4-6-3と転送され併殺、一瞬にしてピンチを脱することに成功した。

笑顔でダグアウトに戻る小原。守備についていた先輩たちも駆け寄り小原の好投を祝った。小原の帽子がむしり取られ、次々に肩や背中を叩かれた。派手な祝福である。近くに見えた小原はまるで少年のような童顔である。高校生、いや中学生と言ってもおかしくない。皆の祝福で一層弾けた笑顔はますます童顔に見えた。

続く6回は少し落ち着きを取り戻したようで、1本の安打を打たれたものの早稲田を0点に抑え、この試合の登板を終えた。

<小原の成績>
1回2/3、23球、打者6、被安打2、奪三振0、与四死球0、自責点0。

■小原大樹。花巻東高時代は大谷という大エースがいたため控えにまわった。ただ2011年夏の甲子園は、初戦の対帝京高戦に先発登板した。3回1/3を投げ、その後、大谷がリリーフした。結果はスコア7-8の惜敗。

今日、日本ハムに入団した同期の大谷翔平はプロ初勝利を飾った。今後はますます「二刀流」に磨きをかけていくのだろうか。一方、今日の試合で好救援した小原には、今後神宮での活躍を期待したい。

明日の早慶戦はNHK-Eテレで放送される。試合の展開次第では、再び小原の登板があるかもしれない。

興味のある方は、ぜひ応援してあげてください。小原の初々しさにきっと感動を覚えるでしょう。

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(写真)リーグ戦初登板の1年生投手・小原大樹。

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