紅白初出場の発表以前から取材の度に聞かれることがある『純烈結成のキッカケ』

これに関してはまだ間もないファンの方もネットや媒体に触れていれば大方答えられるはず。


『クラッシャーカズヨシの撮影で複雑骨折→北里研究所病院に救急搬送→医者に全てが上手く行っても歩けないかもしれませんと言われ→お先真っ暗、途方に暮れる→即日入院→手術→夢に前川清→夢に前川清→何で?→夢に前川清→何で?何で?→夢に前川清→そうか!前川清は一歩も歩いていないのに多くの方を喜ばせている!歩けなくなった俺でももしかしたら?→夢に前川清→いやいやいや、俺は前川清になれない!あんないい歌、歌えない!→夢に前川清→ひらめけ!ひらめけ!→ひらめいた!前川さんの後ろでコーラスしてるクールファイブさんにならなれるかも!→よし!退院したら前川清を探そう!』


細かい描写や状況は置いといて。この導線なんです。メディアの皆さんもファンのみんな同様、ネットや媒体でこの話には触れているんだけど、やはり直接会ってしまうと話す雰囲気や表情込みで改めて聞きたいと思うみたいで。

そりゃ学校にみんな通ってきただろうし、学校には行った方がいい、点数は良い方がいい、人に迷惑はかけない方がいい、様々な場面で信号は青は渡れ、赤は止まれと教えられる。

今回の自分のような思考にならないよう、ましてや実行に移さないよう、安全第一な教育を施されるわけだから『正気か?』って。その気持ちは理解できます。俺もみんなと同じ教育をみんなと同じように受けてきたからね。結局俺はその教育の死角ばかり見てしまったね。。


自分でもわからない、ハッキリ答えられない唯一のことが『なんで夢に前川清さんが出てきたのか?』要因はいくつかあるけど、あのタイミングじゃなくてもいいわけで、しかも何度もって。。自分の人生でもわからないことってあるんだなって思うし。奥さんにも改めてさっき聞いてみたの。『病院で夢に前川清が出てきたって言った?』『言ったよ。ムード歌謡やるぞって言った』って。


朝ドラのまんぷくのご夫婦みたいな感じよ。モルヒネの影響だったのかもしれないね。入院しても手術室が予約でいっぱいで1週間ベッドに寝たきり、右足は折れっぱなしで待ってたの。背中からモルヒネ打ってたから朦朧としてた。。けど毎日お見舞いに誰かしら来てたし。。やっぱわかんない。。

怪我の功名って本当にあるんだね。あそこでレイパー佐藤監督(佐藤文則さん)がもうワンカットだけって言わなかったら、100%折ってないんだから。純烈なんて存在してないんだから!

レイパー佐藤監督は俺に怪我させてしまったって酷く落ち込んだ。真面目な男だしね。手術代を固辞してもレイパーは受け取ってくれなかった。俺は何としても怪我の功名にしてやる!とやってきた。こうなって本当に良かった。。

紅白が決まって家族の前でも涙は出なかった。ホッとしてニヤニヤしてるだけ。けどレイパーに電話した時は、止まらなかったね。。。折ったのは俺だし、心配をかけた。レイパーには長きに渡り申し訳ないことをした。

感謝してる。本当に。折れて良かったよ!面白かった。

そんな純烈の産みの親、佐藤さんの本業をご紹介しましょう。