-腫瘍の発見は突然に-
お盆から連日続く雨。こんな日は体調があまり良くない。6年前に突発性難聴を発症して以降、眩暈やふらつき、頭痛、聴力低下が定期的に起きるようになった。体調管理が重要で決して無理をすることができない体だ。受け入れるしかない。直近の僕の病名は「メニエール病の疑い」だ。正確な診断が下せないとのことで、なんとも曖昧な病名が付いたまま今日まで過ごしてきた。しかしながら、偶然の出来事により、突然病気の原因がわかることとなった。
8月17日の夜に僕は後頭部を中心に割れるような痛みが続き3回程、吐いた。汗だくで、Tシャツもびっしょり。ここまで激しい頭痛は初めてだ。ただ、一番恐れていたのは眩暈だ。
上も下もわからなくなり、大嫌いなコーヒーカップに強制的に乗車させられ、降りることを許されないような、あの恐ろしい眩暈は襲ってこない。あの眩暈に襲われるとまず、数日起き上がることができない。ただ、頭を抱えてうずくまるだけだ。その点、今回はラッキーだ。ただ、頭がものすごく痛くて気持ち悪いだけだ。
妻が地元の病院に電話をしてくれた。とにかくすぐに診察に来てくださいとのこと。
タクシーで救急外来に行き、診察を受ける。先生は「恐らく偏頭痛ですが、脳梗塞なども心配だからMRIを取りましょう」とのこと。
MRIは子供の時、以来だ。貴金属類を外した上で、約30分程狭い空間に入っていく。
その間大きな音(ピピっとかゴーンとか)が絶えずなっている。後で調べると強力な磁場により装置に歪みが生じ、発生する音なのだそう。
MRI後に再度診察した。先生から「脳に怪しい部分はないので、強い偏頭痛でしょう。薬を出します」との説明があった。少しほっとした。
「ただ、予想していないことが・・もう1点あるんですが、ここに白い腫瘍があります、見えますか?」
僕でもはっきり見えた。眼球より少し小さい20mm程の白い腫瘍の塊が脳にあった。先生は内科のため、詳しいことは言えないとのことだが、恐らくこれが今までの眩暈やふらつきの原因ではないかとのこと。翌日、脳神経外科の先生に診てもらうことになった。
帰宅して、ネットで少し調べた。レントゲンの映像や症状から、多分、聴神経腫瘍ではないかと思った。年間10万人に1人がなる病気らしい。頭痛がひどくてそれ以上詳しいことは調べられなかった。良性腫瘍のため、悪性腫瘍の可能性は低く、命まで取られる可能性はかなり低そうだとだけわかった。MRIを提案し、すぐに診察予約を入れてくれた先生には感謝しかない。
この日の時点では腫瘍を取ればいいんだと簡単に考えていた。リスクについてはまるで考えていなかった。
■まとめ
僕は偏頭痛という偶然の出来事から脳腫瘍を見つけることができました。すごくラッキーでした。実際には突発性難病やメニエールと診断されたままの方が多く、聴神経腫瘍と診断されるまでに平均3年半かかってしまうとの情報がありました。結果、腫瘍が大きくなってしまう方がそれなりにいらっしゃるとのこと。http://coffeedoctors.jp/news/1811/
僕自身はこれまでも良性発作性頭位めまい症やメニエール、突発性難聴など可能性がい
くつもあり、結局、病名が確定しませんでした。実際にめまいにおける診断自体が難しいこともあり、 あらゆる可能性を追及して診察を行ういったスタイルの耳鼻科のお医者さんはほとんどいないように思います。 MRIなどの設備もないので、聴覚検査等の試験を行って メニエースとかイソバイド出してまた来てくださいねというのが一般的ではないでしょうか。
もし、自分の症状に疑問を感じてい方がいればMRI検査を受けておくことも選択肢の一つかもしれません。少なくとも僕にはそのような発想がなく、腫瘍が更に肥大化し、画面麻痺などの症状が出てこない限り決して気づかなかったと思います。