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嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。








『え?

潤くん、東京に帰るの。』


突然、暗闇から現れた潤くんは

以前のような威圧的な態度でも

怪しい、何を考えてるかわからないような目でもなく

穏やかな顔をして笑ってた。


『…………そうなんだ。

今まで…………ごめんな。

いっぱいわがまま言って

智を困らせた。

許してくれるか?』

『え?』

そんなこと言うなんて……………

思わなかった。

いつも暴君のように振る舞って

人の気持ちなんて

考えるような人じゃなかったのに………

お祖父ちゃんの死が………

潤くんを変えたんだろうか。


穏やかな潤くんの顔をみていたら

今までされていたことが

たいしたことじゃないように感じてくる。


『う、うん。

…………許すとか

許さないとか………じゃないよ………

許されないようなこなんて

してないじゃないか。』



『ふふっ

智はさ。

優し過ぎる。

その優しさに、ちょっとつけこんでいい?』

『へ?

な、なに?』

俺が返事をするかしないかのうちに

フワッと俺は潤くんに抱き締められた。

潤くんから無理矢理放れようとか

体を捩って逃げることもできるはずなのに

今の潤くんにはそんな恐怖はなくて

されるままに棒立ちになっていた。



『…………なん………だよ……

しおらしいじゃん。』

潤くんが不思議そうに囁いた。

『暴れた方がいい?』

俺はわざと聞いてみた。

『いや。

ふふっ………嬉しいよ。』

潤くんの笑い声が耳に優しい………

『………最後の餞別だよ。』

と、俺は自分の腕を潤くんに回した。

『そっか。』

って言って、笑った潤くんの顔を近づけてきた。

『ばか。

キスまでは許してないだろ。』

『そうか?

餞別なんだろ。』




結局、俺の唇は潤くんに奪われてしまった。





でも、変なんだ…………

前ほど"嫌だ"って思わなかった。









銀杏の木の下で

翔くんを待っていた俺は

今、潤くんと話してる。

『いつ引越し?』

『今度の日曜日。』

『そうか。

後4日でさよならなんだね。

もう会えないんだね。』

と言う俺の言葉に、何も答えることなく

銀杏の木を見上げて

枝の隙間から見える星を眺めている潤くん。





『俺、ここに来るのが嫌でしかたなかった。

姉ちゃんとは離れ離れになるし

知らない土地で

こんな蛙の鳴き声しか聞こえないようなとこ

嫌で嫌でしかたなかったなあ……』

『ふふっ

顔に出てた。』

俺は思い出していた。

あの頃の潤くんは、本当にいじけてた。


『…………智のお陰だ。

凄く楽しかった。』

『そ、そりゃどうも…………』

『…………智の事が好きだったよ。

今でも好きだ。

ずっと一緒いれたらどんなに幸せだっただろう。』

『なにいってるの?

俺なんかといたって何もいいことないでしょ。』



『智は、俺の………………

まあ…………今はいいや。』



『……………なに?』


『なんでもない。

……………それより……………

櫻井とはどうした?』



『翔くん?

翔くんとはもうずっと会ってないよ。

それこそ……………

終わったんだ。』