君が笑ってくれるなら 150 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






『松本くん。』

『……チッ……またきた。』

もう、声でわかるよ。

出待ちの人だかりのなか

遠くで大きな声を出して

俺を呼び止める静江さん。

あえてその声を無視して

車に乗ろうとしたら

『一緒に来てほし所があるの。』

と、腕を捕まれた。

「またかよ。」

『ごめんね。

ちょっと急ぐんだよ。

またね。

いつも応援してくれてありがとう。』

と、丁寧にファンの子に言うように

挨拶してその手を外した。


「美味しいお店見つけたので

一緒に行きませんか?」

とか、

「私の在席している楽団の演奏会に来てください。」

とか、

「面白い所を見つけたので

一緒に行きませんか。」

とか、

兎に角、断っても断っても

次から次に沸いてくるように

顔を出す静江さんにほとほとウンザリ。

「もう、ストーカーじゃねえか。

俺がノイローゼになるか

彼女が諦めるかのどっちかだな。」

と、思いながら車に乗り込んだ。

すると

『………大野さんのこと…………

大丈夫ですか?』

その言葉に足が止まった。

『え?』

『……ふふ…………サミーさんのことですよ。』


『え?』

俺は振り返り

『………君は…

…なにを…知ってるの?』

静江さんは、智がサミーだってことを

知ってるってこと?

ってことは…………

もしかして………

今の智の状況も知ってるってこと?

なにせ一時は婚約者だったんだから………

『ふふっ

私にそんな態度取ってたら

教えませんよ。』

彼女はまた歯茎をニッとむき出しにして笑った。

『……うう…………

じゃあ…………の…乗って………』

俺は彼女を車に乗せて

マネージャーの運転で、彼女の指定した場所に向かった。







『ここのピザが美味しいんですよ。

なにがいいですか?

定番のマルガリータにしましょうか?

ワインは何が好みですか?

ここ一度来たかったんですよ。

松本さんと来れてうれしいです。』



と、俺の前で

満面の笑顔を見せている静江さん。

俺は深いため息をついた。




静江さんの案内で連れて来られたのは

イタリアンレストラン。

マネージャーの車を返して

二人っきりになるとまるで恋人のように接してくる。



『ふー………あのさ。

君と食事がしたいわけじゃないんだけど………

智のことって………なに?』