君が笑ってくれるなら 104 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





はああ~

美味しかった。

生き返った…………

って、俺がカップをテーブルに置くと遠くから


『……う………………

……うそ……………だろ……………

…俺の…………………俺の……飯……』

と言って、男が近づいてきた。

空になったカップを覗きこんで、呆然としてる彼。

『ねえ。

これって美味しんだね。

はじめて食べた。』


………この人…………だれだ?



『…………欲を言えば、

もう少しネギを足して

七味もあればよかったんだけどね。』


あー…………わかった。

俺をおぶってくれた人だ………

じゃあ……ここは彼の部屋?

部屋の様子をうかがっていると


"バタン" と、俺の目の前で彼が倒れた。


『あれ?

どうしたの?

ねえ………きみ。』

と、彼を揺すってみたら白目を向いて

今にも消え入りそうな声で

『………はら…………へった~……』

と、今にも意識を無くしそうな状態。

さっきの俺がまさしくそんな状態だった。

そんな俺に、彼は自分のご飯を俺に譲ってくれたんだ。


『うっそ~………

………ごめんごめん。

俺が全部食べちゃったもんね。

他に食べるものないの?』


半分でも残してあげればよかったのに

全部食べちゃってごめんね。

俺ってばばか。

何かないかなって辺りを見回すと

『………ない…………。

食いもんも…………なければ………

金もない…………

お前なんて……………

拾わなければ…………よかった……。』

と言って目を閉じた。

『え?

金?

俺、金あるよ。』

金ならあるけど………

『え?』

俺の言葉に息を吹き替えしたのか

起き上がって俺を見るから

『ほら。』

と、布のバッグに入れておいたお金を見せた。






※この布のバッグは自分で初めて縫った鞄です。

お母さんに教えてもらって

初めてミシンを自分でかけて作ったもの。

みすぼらしいけど彼には思いでのある

大切な鞄なんですよ。