『起きろ!!
大野!!』
『……うんんーん……………
………あっ…………
お…………はよう………翔くん。』
俺の声に片目を明けて
目を覚まし大きく伸びをして
俺の方に向き直った大野。
『お、おまえ………
……おはよう………じゃねえ。
何して………くれてるんだよ。』
俺の剣幕に
『え?
なにが?』
と、意味がわからないのか
ポカーンとしてた。
『…………お前は、こう言うこと
慣れてるかもしれないけど……
おれは………』
と、言って恥ずかしくなって
キングサイズのベットから抜け出し
散乱してる服を拾いながら着ていった。
「このまま、ここにいたら
本当にヤバイ事になるんじゃないか。
早くここから出なければ………」
俺は急いでパンツを履いた。
『………こう言うこと…
……ってなに?』
と、大野が聞いてくる。
『………こう言うこと……って…………
………だから………チッ(舌打ち)
………お前は…………
体、売って生きてきたかもしれないけど
俺は、違うから…………
お前と、一緒にするな。』
『………なに?
"体売って"って?
…………翔くんが………やったんじゃん。
凄い暴れてさ。
自分からしたんじゃん。
俺、やだって言ったよ。
なのに………///』
と、言って紅くなって俯いてしまった。
『…う………うそ……だ。』
「うそだ。
うそだ。
そんなこと…………ある分けない。
俺が…………
俺が、大野を……………抱いた………ってこと?
うそだ。
そりゃあ………
一瞬でも可愛いとは思ったよ。
でも、ちゃんと男だって認識してた。
…………いや………
無意識………ってことも………
…考えられる………でも…」
『……………なんで?
翔くんってば
最初、このベットで寝たくないみたいにしてたくせ………
………………
入ったら気持ちよくなったんじゃないの?
動いて動いて。
俺、大変だったんだから……くたくただよ。』
と、大野が言う。
「くたくた……って……………まさか………
…………俺………………
そんなに絶倫だったのか?
まあ………久しぶりにも程があるほど
やってなかったから………
箍が外れたか?
………それでも…………
女と男の違いぐらい分かるだろうに……
俺って…………節操なし………か……
どうりで今日は頭がスッキリしてる。
……………じゃない。
やくざの情婦と寝た。
なんて知れたら……………俺はやっぱり………
海の………藻屑になるんだ………
終った。
俺の人生……………終った。
殺される。」
俺がショックを受けて
ベットの脇にしゃがみこんだ。
『…ねえ、…………翔くん。
お風呂ってさ。
どうするの?』
と、ローブを纏った大野が俺の前に立ち。
『昨日、やり方がわからなくって……
結局、入れなかったんだよね…』
と、笑って俺を見下ろした。