哀しみは雪のように 251 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




「うんん~…………

いいにおい………」

仄かに香るコーヒーに鼻を擽られて

俺は、目を覚ました。

もうすでに太陽は高く

昨夜の雪はとうに止み

明るい日射しが部屋に差し込んでいた。


身体中がキシキシと軋む。

その、動かない身体をゆっくりと起こしていく。


身体中に散らばった行為の跡

それを見てティッシュで拭き取った。

立ち上がると足に何かが伝い落ちる。

それは、翔くんが俺を抱いてくれた証し。


大事に、

それは大事に抱いてくれた。

途中から翔くんは

智さんを抱いているんだと、

錯覚していたんだと思う。


俺の身体に残るのは

翔くんの優しさだ。




服を着てリビングに行くと

キッチンで何かをしている翔くんがいた。

『……いい…………においが………する。』

と、俺が声をかけると


『………コーヒーだろ。

ほら。

サッとシャワー浴びてこいよ。』

と、翔くんが言う。

その言葉に、俺は目を擦りながら返事をしてシャワーを浴びに行く。




さっぱりしてリビングに戻ると

翔くんが温かいコーヒーと

バターロールにレタスやハム、チーズをはさんだサンドイッチを作ってくれた。



テーブルについて向かい合って

二人で食べた。

何を話せばいいのかわからず

黙っていると

翔くんが

「学校は?」とか

「家は大丈夫か?」とか

確信に触れることなく

他愛もない会話をした。


「先生の家に、泊まってることになってるんだ。」

と、翔くんに言うと

翔くんが、冗談めかしに

「先生って、俺?」

って言う。



『……………翔くんは、

俺の心の痛みを治してくれる

先生だ。』

って、俺は笑った。

すると突然、翔くんが怖い顔をして


『健太。

俺が………智くんを……

……忘れる………

協力………してくれるか?』

と言う。


『え?

智君を………忘れる?』

「違う。

違う。

翔くんは忘れたくないはずだ。

智さんを忘れるなんてできないはずだ。

なんでそんなこと言うの?

俺が変なこと言ったから?

俺を…………抱いたから………



『……翔くん…………

………いいん……だよ。

翔くんは……智君のこと………

無理矢理、忘れようとしなくていいんだよ。』