翔くんに話ながら
俺の気持ちがどんどん溢れでる。
翔くんを好きな気持ちが抑えられない。
先生の「後悔するな」って言葉に背中を押されて
翔くんの所まできた。
一度は避けられたけど
今こうして同じベットで体を寄せ合っている。
翔くんだって、俺のこと憎からず思ってくれてるんでしょ。
だから………
だから
俺を追ってきたんでしょ………。
だったら………
俺は、わきまえてるつもりだよ。
翔くんの大事な智さんが戻ってきたら
何も言わずに席を譲るよ。
そして、何も言わないで姿を消すよ。
約束する。
誰にも言わない。
だから…………
だから
智さんが戻るまで………
俺に、翔くんの智君にならせて………
そう願いながら
祈りながら
話を続けた。
(話の内容は、174、175参照)
『…………だから…………
智君のこと…………
俺が忘れさせてあげる。』
そう言うと
俺は、翔くんのスウェットの中にそっと手を忍ばせた。
翔くんの体が一瞬跳ねて
『ばか。
なにしてんだよ。』
と、俺の手を押さえて阻止する。
『うん。
だから、翔くんはじっとしてて………
俺が………してあげるから…………』
と、手を進ませる。
翔くんの手は口ほど力はなく
『どういう理屈だよ。』
と、俺に身を任せているように見える。
『理屈も何も………
翔くん………ちゃんと反応してるじゃん。』
翔くんの中心が反応してることを確認すると
俺は、そっと翔くんにキスをした。
「どうか………
拒まれませんように………」
って、祈りながら
ここで翔くんに拒まれたら………
俺は、もう二度と………
翔くんの前に現れちゃいけないんだ。
これは、俺の賭けだった。