哀しみは雪のように 244 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




もう………

これ以上…………

惨めになるのは…………ごめんだ。

翔くんにとって俺なんて

なんの存在価値もないんだ。



『……………いい。

………もう、………いい。

俺、帰るから………いい。』

俺は、先程脱いだコートに腕を通し立ち上がる。

翔くんが慌てたように

『なんで?

なにしてんだよ。

もう遅いぞ。

外も寒いし

今日は泊めてやるから。』

と、俺の腕を掴んで止めにかかる。

『放して。』

と、その手を振り払った。

靴を履いてると

『ばか。

今から帰れるわけないだろ。

それに、俺に用があって待ってたんだろ。』

と言う、翔くんの声に

『翔くんに……

用なんて………ない。

だから、歩いて帰る。』

と、ドアを開けようとした。

その手をまた、掴まれて引き戻された。


『…………頼むから

言うこと聞いて

………そんなに怒るなよ。』

って、翔くんが言うけど

『……………怒ってない。』

怒ってる訳じゃないんだ。

自分が惨めなだけなんだ。

なのにしつこく

『怒ってるじゃん。

なに怒ってるんだよ。

意味わかんない。

いい加減寒いし…………』

と言うから

翔くんの言葉を遮って

『翔くんのばか。

翔くんの方がずっとバカだ。』

と、もう一度手を振りほどいた。

「このまま、ほっとけばいいのに………

俺になんの感情もないならほっとけよ。

俺に変な期待させるなよ。」



『なんだと!!

どこがばかなんだよ。』

と、食って掛かる。

だから、言わなくていいことまで出てしまう。

『ばかはばかだよ。

……………前を見ようとしないで………』

「あーよせ。

これ以上言うな。」

言う前にここを立ち去らなきゃって思うのに


『……………どういう意味だよ。』

と、翔くんが言うから

『…………いつまでも

いなくなった人をずっと待っていて

目の前が見えてないんだよ。

自分一人が悲しいみたいに……』

"バシッ"

『智と同じ顔して

そんなこと言うな。』

と、俺を叩いた。

『………翔くんって………さ。

的を突かれるとすぐ叩くよね。

前もそうだった。

やっぱり

………………帰る。』

と雪の降る外に飛び出した。