哀しみは雪のように 241 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





会いたい…………

その気持ちは高まっていくばかり……

翔くんに

会いたい…………

会いたいよ。




今日は、今年最後の学校に行く日。

帰りに先生の家に泊まることになってる。

父ちゃんと母ちゃんは、最後まで許してくれなかったけど

先生の一言が効いたのか

渋々許可してくれて

今日は翔くんに会いに行こうと思う。

聖なる夜の奇跡を信じて………

翔くんのアパートまで、先生に車で送ってもらって。

『すぐそこだから大丈夫。』

と言って車を下りた。

『じゃあ……

なんかあったらすぐ連絡よこせ。

わかったな。

明日、来るの待ってるから。』

と、先生は言って車は立ち去った。





「寒っ!!」

と、空を見上げると

ふわふわの雪が降ってきた。

「まるで天使の羽根みたいだ。」

自分のコートに舞い落ちた綿雪は

綺麗な結晶の形をしていた。



アパートの前で翔くんの部屋を見上げると

真っ暗で人の気配がない。

「帰って来てないんだ。」

忘年会や、なんかのイベントが盛りだくさんのシーズンだから仕方がないか。

携帯を開いても

翔くんのアドレスは登録してないから

連絡しようがない。


コンビニでちょっと温まって

また、アパートに向かうことにする。


「今日…………

帰って来るかな……

もし、帰って来なかったら………」

と、心配になる。


翔くんの部屋の前で待っていると

体の芯が冷えてきて

また、コンビニに暖を取りに行く。

それを4回続けてたらその内、店員が訝しげな顔をした。



時間は12時を回った頃。

「これで会えなければ…………帰ろう。」

そして、「もう二度と会いに来るのはよそう」と、思った。

未練がましい自分にさよならしなきゃ。

聖なる夜の奇跡は起きなかったから。

俺と、翔くんは運命でもなければ

必然でもなく

ただの、思い込みと偶然だったってことだ。



翔くんのアパートのドアに手を着いて

「翔くん。

バイバイ。

元気でね。」

と、誰もいない部屋なのに囁いた。






雪は、いつの間にか世界を白く染めていく

ぐちゃぐちゃだった道に雪が積っていく

「あー。

もう、電車終わってるか………」

「先生に電話して迎えに来てもらおうか……」

携帯を出して思案するも

「こんなに雪が降ってるのに

事故でも起こしたら大変だ。」

と、思い直して

「いいや。

ネットカフェに行こう。」

そう思って歩き出した。







雪のカーテンの隙間から

見覚えもある姿が見えて

心臓が大きく高鳴った。

「……………翔くんだ。」

翔くんは、空を見上げながら

なにかを呟いてる。

雪が全ての音を吸収して地面に落ちてゆくなか

俺には聞こえた。

「………智」って…………

悲痛な声が………



翔くんは、泣きながら智さんを呼んでるんだ。



『…………翔くん………

…また泣いてるの?』

俺の目からも止めどなく涙が溢れる。


『……………会いたかった。

会いたかったんだ。』

俺は、翔くんに抱きついた。