※218を何度も削除されてびっくりしたよー。
大事な部分だったから。
気を付けよう、気を付けよう。
.:*:・'°☆
「ほら見て。
凄いおっきいのが上がったよ。」
俺は、夜空に上がった大きな花火にみとれてた。
俺の右手は、大好きな人が握っていて
俺は、安心して空を見上げながら
歩くことができるんだ。
「もー。
ちゃんと前見て歩いてよ。」
「だって…………
ほら…………見てよ。
わーああ……今の超きれいだった。
みた?
すごいね。
一緒に見れてうれしいね。」
俺は、大好きな人に笑いかける。
「………………すき………だ……よ。」
「…………お………………………だ………よ………
……………しょ………………ん…」
「………しょ………………ん……」
「……………ん…?」
『…………お…い………』
『おい。起きろ。』
突然、大きな声がして
バタバタと騒々しい……………
『うんん~ん。』
と、少し伸びをして片目を開けると
翔くんが慌てたようすで
服に腕を通していた。
『………ごめん。
俺、大学行かなきゃ。
智は?
行かなくていいの?』
って、俺に聞く。
あっ!!
そうか。
俺、昨日から"智"だった…………。
俺は、学校も行ってないし…………
仕事もしてないから
『………いかなーい。』
と、答えて
もそもそと翔くんに背を向けて
布団にくるまった。
『じゃあ。
どうするの?』
って…………
あーもー……煩いなあ……………
『………ね…………てる…………』
と、答えた。
俺は、ずっと不眠症で
退院してから欠かすことなく
睡眠導入剤を飲んでいた。
だからって、よく眠れるわけでもなく
変な夢や怖い夢に魘されたりして
眠るのが怖かったぐらい。
なのに
こんなにゆっくり眠れたのは初めてだった。
「疲れてたからかな…」
でも、とっても優しい夢を見た気がする。
凄く幸せな夢…………
でも、翔くんの声で煙のように消えちゃって
思い出せない。
ただ、右手に今も温かい
温もりだけが残ってた。
もう一度。
あの幸せな夢が見れないかな…………
もう一度見れますように………
と、願いながら目を閉じた。