哀しみは雪のように 213 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。




結局、俺に行く宛なんてなくて

またネットカフェに潜り込んだ。


小さく囲まれた小さな一室で

体を折り曲げながら天井を眺めて


「俺って…………

何なんだろう…………」

って呟いた。



俺に未来があるようには思えない。

かーちゃんたちは心配してるかな………

いや。

いなくなって精々してるかもしれない。

自分の子供じゃないのに

自分の子供のように育ててくれた。

感謝してる。

でも、こんな病弱で

なんの役にもたたない厄介者。

いなくなった方がいいよね。

心配事が減って

助かってたりしてね。



「………いっそ………

手術が失敗して

死んでたらよかったのにな…………」

こんな役立たず

生きてる価値ないんだから………


友達もいない。

知り合いもいない。

行く宛もない。

それでよく家出なんてしたよな。

終いに

お金も無いときてる。



もう、どーでもいいや。


投げやりの気持ちで

「今日、僕に寝床を下さい。」

と、ネットで呟いた。

すると、

一人の男性から

「抱かせてくれるなら、ご飯もご馳走するよ。」

と、返信が来た。

「抱く?」

男が男を抱くってこと?

……………

「まあ………いいや。」


俺は迷わず

「いいよ。

じゃあ、これから30分後に

〇〇駅の前で待ってる。」

と、送信して交渉成立。



男に抱かれるって聞いて

なぜか抵抗がなかった。

「あー。さっきのおじさんが言ってたことってこれかあ………

3万くれるって…………。

勿体なかったな………」

なんて考える俺って

やっぱり頭が腐ってるんだ。








それから30分後

スーツ姿の30代の男性が俺の前に現れて

俺達はそこから歩いてホテル街に入っていった。


これから抱かれるって言うのに

なぜか落ち着いてる自分が不思議だった。




ホテルに入る寸前で

突然、俺の腕が掴まれ

凄い勢いで引っ張られて行く。

「なに?何がおきたの?」

俺は、知らない男に腕を掴まれ

しばらく走らされた。


『ちょっ………ちょっと…………ハアハア

ちょっと……………放せよ。

お前…………誰だよ。

なにしてんの?』


俺は、自分の腕を乱暴に振って

相手の手を払い除け。

力いっぱい握られていた腕が痛くて

擦りながら怒鳴ってやった。