※消されちゃった。
ちょっと過激な表現があったみたいなので
書き直しました。
.:*:・'°☆
『俺は、
智の力になりたい。』
そう言った。
何があろうと…………
どんな真実があろうと…………
智を支え、力になりたい………………と。
壁際に隠れるように小さく小さく体を丸めて
俺の事を見ようとしない智。
見ようとしないどころか
「見るな。来るな。」と俺を拒む。
真っ白い腕。
華奢な背中。
怖い怖いと訴えてるように体が震えてる。
自分をどれだけ汚いと思ってるんだろう
「おいらは汚いんだ。」
って、言うばかり。
両手を取って、暴れる智を引き寄せ抱き締めた。
智君の両親が、黙って部屋を出ていったのを確認して
俺は智に囁いた。
『すきだよ。
好きだ。
ずーっと、ずーっと待ってた。
ずーっと待ってたんだ。
生きていてくれて嬉しかった。
もう、どこにもやらない。
俺と一緒に生きよう。
なっ。
生きて行こう。』
と、何度も何度も繰り返し囁いた。
静かに聞いていたかと思ったら
俺の体を押し退けて
『……………翔……君は……………
なんにも………
知ら……ないん………だ。』
と、体を起こして
ベットの縁に座って俯いた智。
その隣に俺も座って智を覗きこんだ。
智の俯いた顔はどこを見てるのか焦点が合ってない。
『…………なに………を?』
と、問いかける。
『……………おいらが…………あいつに………
………何をされたか…………
どんな……こと………されたか…………
知らない………くせに………』
『…………』
聞いたこともないような
低い声で智が答えたので驚いた。
『…………おいらは……………
……………男娼…………といっしょだよ。
この体を………開いて…………
あ…………そこ…に……
男のものを………突っ込まれて………
………あんあん……よがってたんだよ。』
って、智が俺の顔を睨み付けてきた。
『……………』
言葉が出ない。
想像はしてたけど
智が自分の口から告白するなんて…………
智から、そんな言葉が返ってくるなんて
思いもしなくて
言葉が出なかった。
『ねえ。
男の方が、気持ちいいんだって知ってた?
いくらやっても出来ないしさ。
おんなじもんが着いてるのさえ
我慢すれば、超気持ちいいんだよ。』
と言って、智は堰を切ったように
どんな行為をされたのか
どんな風に感じたにか
この体位はこーで
あの体位はあーで
と、ペラペラペラペラ
俺に説明しながら笑ってる。
目眩がする。
黙ってくれ…………
黙れ………
『黙れ!』
智は……………
俺の知ってる智は…………
俺の知ってる………智………じゃ……ない。
こんなことを言う子じゃなかった。
『もう、いい…………
もう、いいから。』
俺は耳を塞いだ。
『ね。
おいら、翔君が覚えてる智じゃないでしょ。
もう、翔君の智は死んだんだよ。
…………………
忘れてよ。
もう、おいらこと忘れて…………
おいらも忘れるから。
もう、会わない。
ここに………
おいらのとこに…………
もう来んな。』
そう言いながら
海の見える窓辺に向かって立って
俺に背を向けた。
「ほら。
おいらに救いなんてないんだよ。
とーちゃん。
おいらに希望なんてないんだよ。」