夜中に突然電話がなった。
夜中の電話にいいものなんてない。
智が、行方不明になったときの事が思い出された。
相手を確認すると智君のお母さんから
「こんな時間になんで?」
と、思うと
よい報告ではないだろうと勘づく
スマホから、智君のお母さんの涙声が聞こえて
「ああ…………やっぱり………」っておもった。
「櫻井君…………
今、
たった今、警察から連絡があってね。
……………智が………………見つかったって
……………智が、見つかったって………」
と、泣いている。
「………やっ…ぱり………
智君の………遺体が見つかったんだ………………」
ぼーぜんとスマホを握りしめて膝から崩れ落ちた。
言葉が出ない。
いつか………………
もしかしたら……………………
と、覚悟もしてた。
でも…………
やっぱり…………受けれられないよ。
俺の涙が、喉を詰まらせ嗚咽となった。
「………もしもし、…………櫻井君。
……櫻井君?……………大丈夫?
違うの………違うのよ。
…………生きてたの。
生きて保護されたのよ。」
その言葉を、一瞬理解出来ないくて
『………………』
「……………櫻井君?!」
『……………………ええ?』
「そうなの。
少し衰弱しているけど
命に別状ないんですって……………
…………よかった。
よかった。
3年の間、どこでどうしていたか
わからないけど
兎に角、無事ですって。
あなたたちには迷惑かけたから
夜中だけど知りたいだろうと思って………
ごめんなさいね。
私たちこれから会ってくるから………」
『あっ。僕も連れていってもらえませんか?』
俺は智君のご両親に頼み込んで
連れて行ってもらうことになった。
潤、ニノ、雅紀にも連絡を入れると
涙を流して喜んだ。
「本当に無事でよかった。」って
みんなが安堵し、そう思ってた。
無事な…………わけないのにね。
死ぬより辛いってことが
あるんだって………………
思い知らされる…………………