哀しみは雪のように 33 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






『ウッグェ……ゲーッ………ハアハア』

トイレに駆け込んだ俺は、

胃の中にあるもの全て吐き出して

洗面台に手を着いて鏡を見た。

「酷い顔だ。」

自分の頬に触れてみる

なんで?

どうして?

俺、病気なのか?

蛇口からジャージャーと水が流れ

その後を目で追いながら

顔を洗った。





ガチャッ

『櫻井?

どうした?

具合悪いのか?』

心配して俺を見に来てくれた山下が

壁に凭れてる俺を見て

『お前、やっぱりどっか悪いんじゃないか?

ちゃんと医者に行ってこいよ。

俺、心配だよ。』

と、言う。

『うん。ごめん。』

『俺、安に言っとくから

もう、帰れよ。』

『うん。悪い。

安にごめんと伝えてくれ。』

『おう。』

山下は、手を挙げて戻っていた。



俺って、こんな体が弱いキャラだったっけ



吐くなんて…………


俺は、フラフラしながら家に着いた。



『翔君。

お帰りなさい。』

奥から叔母さんが出てきて迎え入れてくれる。

『ただいま帰りました。』

『今日はお友達と遊びに行ったんじゃなかったの?』

スリッパを揃えて俺の前にだしてくれる。

『ちょっと、具合が悪くなって………』

と言うと

『やだ。

大丈夫なの?

そう言えば、青白い顔して…………』

と言って、俺の額にそっと触れて

『熱はないみたいね。

少し寝てなさい。』

と、言われ

俺は、自分の部屋のベットにうつ伏せた。




何が起きてるんだろう…………

俺の体…………

どこがおかしいんだろう…………

どうしてこんなことに事が度々起きるんだろう………

母さんなら知ってるかな…………


…………後で電話してみよう。


そう思ているうちに

徐々に瞼が重くなり眠りに入る。









「……しょ……う……くん………」


「……翔……君………」


甘ったるい声で俺を呼ぶ声がする。

いつもの優しい夢だ。




「……翔………君。」


俺の知ってる声


顔に霞がかかりよく見えないけど


優しい笑みで俺を呼ぶ……………


「……あ………し…………く………ん……………」

俺も彼の名前を呼ぶ………

「さ…………………………し………く……ん………」

彼の名前を呼びながら手を伸ばす。


「………翔君………おいらの事…………

忘れちゃったんだね。」

と、寂しそうな声が少し遠ざかる。

焦って戻って来てほしくて


「忘れてないよ。

俺の大好きな…………

………し………く………ん……………」

と、言うのに

名前が出てこない。


「いいんだよ。

おいらを忘れることで

生きていけるなら

おいらを忘れて…………」

と、優しく微笑みを讃えながら

雲のなかに消えようとする。

捕まえなきゃ………

捕まえないと何処かに行っちゃう

思いっきり手を伸ばすと

「違う違う。

俺は、君を忘れない。

忘れてないから……

どこにもいかないで……」

と、叫んだ。

「……………いいん…だよ。

……おいら……………

おいらを……………忘れ………ても…」

俺は、雲のなかに消える彼を捕まえるべく

雲のなかに走っていく

やっと、肩に手が届いて

振り向かせようとすると、


「………いいんだよ。

おいらのこと……………忘れたって……………」

と、首がゆっくり回って

柔らかい声が突然、地面を這うような声になり


「……だって………

死んでるんだから…」



『ぎゃあーっ!!』


悲鳴を挙げて俺は、悪夢から吐き出された。


はあはあはあはあ……………



俺は、凄い汗をかいて目覚めた。

肩で息をしながら

怖い夢だった。



でも……………

内容が思い出せない。