※このタイトルまんまの物語です。
どうか覚悟してお読みください。
薄れゆく意識の中で
ぼんやりと天窓から見える雲をみていた。
あー…………
鳥だ。
鳥になりたかったなあ………
鳥になって
この小さな天窓から飛び出して
自由に空を飛び回り
あいつのもとに行きたかった。
あいつは元気にしてるかな……
思い出の中のあいつが俺の前で笑ってる。
俺は…………
野に咲く名もない花になりたかったな………
誰にも気付かれず
誰にも傷つけられずに
ただ、風に任せてゆれるだけ
何も考えず…………
心を無くして身を任せ……
ただ、揺れるだけ
そんな花になりたかった。
天窓から見える空は
眩しいくらい真っ青で
青ければ青いほど
おいらをどん底へと突き落とす。
固く閉じられたドアは、開かれることはなく
おいらは静かに目を閉じる。