人生は其なりに厄介だ。120 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。







今日は、いつも帰ってくる時間になっても

翔君は帰って来なかった。

用意をしていた料理にラップをして

俺も食べずにずーと待っていた。

こんなことは始めてだ。

なぜか嫌な予感がするよ。

言い様のない不安。

左手の指輪をいじりながら

『大丈夫。

大丈夫だから』

って、自分に言い聞かす。

『俺達は、何があっても大丈夫だよね。』

一人静かな部屋で呟く。




翔君が帰ってきたのは12時近くで

「お帰り」って出迎えた俺に

「ただいま」と俯いて俺の脇を通り過ぎた。

凄く疲れたっぽい足取りで

ソファーにドサッと座り込んで

頭を背凭れに乗せてボーッと天井を見ていた。



いつも俺に抱きついて

『ただいま』って言うのに

昼間会えない時間に、何をしてたのか聞いてくるのに

今日はなんにも言わない。

なにも聞いてこない。



『しょ……う……くん?』

って、声を掛けたのに返事がなくて

明らかに学校で何かがあったことがわかる。



どうしたらいいのかわからずに

兎に角、温かいコーヒーを入れて

翔君の前に差し出した。

「はっ!」とした顔でやっと俺と目が合って

『あーあ。ごめん。

ありがとう』

そう言って、俺からコーヒーを受け取った。

でも、飲むわけでもない。

今から飲んだら眠れないよね。

ってその時に気づいたけど

何も言えなかった。

黙って隣に座って翔君を見てたけど

俺に視線をよこすことはなかった。

なにがあったの?

どうしたの?

聞きたいのに…………聞けない…………

俺の不安が広がっていく


『…あっ………………………ご飯。

どうする?

食べてきたの?』

やっと絞り出した言葉に

『あっ。ごめん。

連絡しなかったね。

ごめん、食べたよ。』

俺が隣に要ることに、いま気づいたの?

驚いた顔をして

目が泳いでるよ。

『…………そう。』

「…………なんかあったの?」って、聞けばいいのに

『………………大丈夫だから…………

もう遅いし、智はもう寝ていいよ。

俺もシャワー浴びたら寝るから。』

そう言うと、俺の頭をポンポンって叩いて

立ち上がった。

『そう。

わかった。

おやすみなさい。』

翔君の後ろ姿に声を掛けた。

『うん。

おやすみ』

振り替えることなくリビングから出ていった。






ベットで寝たふりをしながら待っていたのに

結局、翔君はベットに入ってくることはなかった。