人生は其なりに厄介だ。92 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





黙って俺の後をトボトボ歩いてくる和。



俺と会ったら、別れ話をされると思って

遠くから俺を見ていたと言う。

二人きりで話せる場所と、思い付いたのが向かいのカラオケ屋。

そこに向かう間、和は黙ったまま………

「ごめんな。

不安にさせてごめんな。

俺が和から笑顔を奪ったんだよな………。」



カラオケ屋の個室に入ると

俺は、ソファーに鞄を投げ捨てて和を抱き締めた。


『……なに………や、やめ………』


和が、体を捩らせて俺から離れようと暴れるから

それを力いっぱい阻止して

和の耳許で何度も何度も

『和…………ごめん。

………和を不安にさせて…………ごめん。

ごめん。』

と、謝った。


脱け出そう、離れようともがいていた和が

諦めたのか静かになって

俺に抱きしめられたまま棒立ちになった。

そんな和の体をゆっくり離して

顔を見ると泣いていた。


『和…………』

愛しい感情が溢れ

和の頬の涙を俺が拭ってやろうとしたら

和が俺の手を払って自分の腕で拭った。

そして、俺の体をドンと突き飛ばして


『…………もう。やなんだよ。

振り回されるのは………

だから、……………別れよう。』

と、和が言い出した。



さっきまで別れ話が怖くて

俺に会いたくなかった、って言ってた和が

突然、「俺と別れる」って言っても信憑性がないよ。


『本当に………俺と別れるの?

なんで?』

俺は、和の顔をのぞきこむ。

俺の顔を見ないようにプイと顔を背けて。

『…………潤には、…………………』

と、言って黙りこみ。


『…………俺、見てたよ。

何人もの女の人に声かけられてたの。

凄いね。

モテモテだ。

だから……………』




『………だから?

なに?』



『……だから……………

俺なんか構うより

女と付き合った方がいいじゃん。』

出口のドアの方を向いてこっちを見ない和。


本当は和だって別れたくないくせに

そんな強がって…………

『はははっ……

ざんねーん。

俺、デビュー決まってんだよね。

だから、どんなに綺麗な女性でも

お付き合い出来ないんだよね。』

『え?

潤……………デビュー……………すんの?』

和が驚いた顔して振り返った。

『なあ。ちゃんと話そうよ。』





『ここんとこ忙しくって

和を後回しにしてごめん。

本当にごめん。』