人生は其なりに厄介だ。58 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






潤が芸能界に興味があったなんて知らなかった。

って言うか………




潤が小さいころ

「大きくなったら野球選手になる。」って言ってた。

でも、物心がついた頃から潤は言わなくなり

その代わりに

「早く大人になるから待っててね。」って言うんだ。



潤が自分の夢より、俺の心配ばかりしてたんだと思うと

親なのに俺ってば情けない。



『潤……………本当にごめん。』



『え?

突然何よ?』

はとが豆鉄砲喰らったような顔をした潤。

『いやあ…………

潤にはいつも心配ばかりかけて

親らしい親じゃないから………』

と、言う俺の言葉を遮って

『何いってるの。

俺は自分を犠牲にして俺を育ててくれた

智に感謝の思いしかないよ。』

と言う。

『潤………』

『智が櫻井と付き合いだして思ったんだよ。

今まで、智の色々な恐怖症を

俺が克服させてやるって思ってたのに

あっという間に、櫻井と克服していくんだもん。

俺はやっぱり子供でしかないんだなって

だから、智の事は櫻井に任せて

俺は自分の事を考える事にした。

いいよね。

って言うか、まだ受けてもないんだけどね。

受かるかだってわかんないのに……』



『……そうだね。……芸能界が甘い所じゃないけど

潤がやってみたいなら反対はしないよ。

頑張って。』

『うん。』


食べ終わった食器をキッチンに持っていくと

『あっ。お風呂も沸いてるからね。』

と、洗いながら言う。


ちょっとの間で「潤が大人になった」と実感した。

「こうして親離れしていくんだ。」

って思うと寂しい気もする。



『智………』

『あっ。うん。

ごめん。』

『お前………上手に育てたな。

昨今、子育てに失敗する親が多いなかで

思いやりのある子に育った。』

と、翔くんが誉めてくれた。