人生は其なりに厄介だ。39 | 嵐のS君妄想小説(BL)

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嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。






俺の話をひとしきり聞いて智さんが

『それって…………

潤の事言ってる?』

と、聞いてきた。

『あっ……いえ……えっと………』


『もし、それが潤の事を言ってるんだったら…………

あいつなら大丈夫だから。』

『え?』

顔を上げて見ると

智さんが笑って言う。

『やっぱり

俺たち似てるね。』

って、俺の流した涙を、智さんが手を伸ばしてティッシュで拭いながら綺麗に笑った。

『……………すいません。』

涙を拭ってくれたことにお礼を言って

もう一枚取って鼻をかんだ。

『ふふっ………二宮くん。

もう隠し事なしに言うね。

俺、君の翔兄とお付き合いしてます。』

『…………はい。………知ってます。………』

『でもね。

俺もずっとあることで、人を好きにならないようにしてた。

そのある事ってのが』

と言って

突然、俺の前でシャツを脱いで見せてくれた。

『あっ!!』

聞いてはいたけど

現実を目にするとその姿は痛々しくて

背中の傷は智さんの苦しみを物語っていた。

すぐに服を羽織り

器用に釦を止めながら

『これのせいで

俺は人生を諦めてた。

こんな俺が愛されるわけがないからね。

当たり前だよ。

俺だって気持ち悪いもん。』

『そ、………そんなこと………』

俺が否定しようとした言葉を遮って。

『俺のはなし聞いて。

俺は人を好きにならないように

感情を抱かないようにって

いつも冷めた目で回りを見ていた。

永遠なんてないし、

傷付きたくなかったから…………

翔くんに………「俺の愛を信じて」と言われて

信じかけたのに………裏切られた。

心の中に

「ほら見ろお前が醜いから捨てられたんだ」

と、言う声が響いて…………苦しかった。

もう、こんな気持ちになるなら……』

『ごめんなさい。』

そうだったんだ。

俺のせいで…………

『ごめんなさい。』

『あっ………違う。

違うって』

智さんが慌てて俺の肩を掴んだ。

『それが言いたいんじゃないの。

聞いて。

つまりね。

信じてもいいんじゃない。

幸せになるか、ならないかは

自分自身の考え方なんだってわかった。

だから…………

もし、潤の事を言ってるんだったら

潤を信じてみたら。

俺は潤を信用できる男に育てたつもりだよ。』

『……………』

『潤が嫌い?』

『うんん。』

俺は首を横に振った。

『じゃあ………好き。』

『うん。』

俺は首を縦に振った。

『なら………

信じてみたら

潤も二宮くんが好きだって言ってるんでしょ。』

『うん。』

『じゃあ………』





『お前……………

そんなことで悩んでたの?』




俺が服を着替えてリビングに行くと

智と和が話してたので入りづらくて

ドアの前で様子を伺っていた。

和の気持ちが伝わってくる。

和は両親が生きてたのに孤独だったんだね。

俺は両親がいなかったけど

智がいっぱい俺を愛してくれた。

大事に育ててくれた。

本当に幸せだったんだ。

和も智も幸せに慣れてない?

幸せが怖いって…………



そんなことで悩んでたのか…………


俺はきりのいいところで割って入っていった。





『………俺…………』