人生は其なりに厄介だ。37 | 嵐のS君妄想小説(BL)

嵐のS君妄想小説(BL)

嵐の大野君が大好き。
そして、翔くんと智君の絡みが大好き。
BL大好きっ子の私が
嵐をネタにチョコチョコ書いてます。





駅の構内で和が突然黙りこみ

ポロっと涙をこぼすから

思わず俺の胸に抱き寄せて

行き交う人から気付かれないように

隅の方に隠れた。

『言い過ぎた。

ごめん。』

『ち………違う………から……』

『…………違うの?

なんだよ。俺はてっきり………』

俺の言葉に傷付いたのかと思たのに違うのか。

和が俺の胸から顔を起こして

『…………………お、俺んち行こう………』

と、俯いて呟いた。

表情は見えないけどもう涙は見えない。

和と俺の家は路線も違うし、ホームも違う。

ここで曲がれば俺の家に行く。

その先を曲がれば和の家…………

『……俺ん家行こう……』

と、和の手を握って階段をかけ上がった。







『ただいま。』

『お帰り。』

智が奥から走ってくる。

『あっ、二宮くん。

こんにちは』

智は和を見てニッコリわらった。

『……こ………こんにちは』

和がなんか緊張してる。

そう言えば智のファンって言ってたっけ………

『和。着替えてくるから

ちょっとリビングに行ってて』

と、俺は和を置いて二階に上がった。







『どうぞ。』

智さんがジュースを俺に出してくれた。

「左腕……義手なんだっけ………」

思い出して智さんの左腕ばかり見ていた。

長袖の先から出ている手はとてもきれいで

確かに指の動きはぎこちないけど

そこまで注意してみてないとわからない。

じーっと見ていたから

視線に気づいたのか

『どうしたの?

なんかおかしいかな?』

と、智さんがテーブルの下に腕を隠した。



『智さんは、怖くないですか?』

『うん?』

少し考えて

『怖くよ。』

って答えた。

俺の言ってる意味がわかってるのかな……

『二宮くんは何が怖いの?』

『俺は…………………

俺、おかしいんです。

多分普通じゃないんです。』

『そうなの?

俺から見たら普通だと思うけどな。』

『俺…………多分…………………

幸せに慣れてないんだと思う?』

『なれる?

どういう意味かな?』

…………あっ……………

空気が変わった。

智の穏やかな、緩やかな…………

………………


『あっ……………二宮くん

どうしたの?』


智さんの優しさが心にしみて

気付くと涙が落ちていた。





『あっ。いえ………えっと………………あっ』