『愛してる…………
智だけを愛してる……………』
俺を抱き締めた翔くんが囁く。
「愛してる」
そんな言葉を、俺は一生言われることはないって思ってた。
大きな傷を負ったときに
俺の人生はもう終わったて思って諦めた。
そう………いろんな事を諦めた。
人を好きななるのもそのひとつ。
キスだって、
その先だって、
俺にはムリ
俺の人生は何もない。
おもしろい事なんて何もない。
ただただ、潤の成長を見守って生きる。
そんな人生だって思ってた。
『愛してる』
その言葉は凄いね。
俺のカチッカチの心を一瞬で溶かすんだ。
俺も「愛してる」って言っていいの?
俺には力一杯翔くんを抱き締める腕が一本足りないけどいいの?
背中に醜い傷痕があるのに………
それでもいいの?
『………………愛………して…る……………
…俺も…愛してるよ………翔………くん………』
※次、限定で本当にラストです。
消されたらショックなんですが……
際どい発言は控えようかと
皆さんの妄想力に期待します。