俺の目の前でゆっくり扉が閉まった。
今すぐにでも追いかけたい
追いかけなきゃ……………
今すぐちゃんと説明しなきゃ…………
わかっているのに………
わかっているのに動けない………俺。
足元で"さとし"が智さんの服にじゃれて遊ぶ。
遼の部屋を片付けていたら
出てきた智さんの服
返す訳にもいかず
かといって捨てられずに持っていた。
紙袋に入れて部屋の棲みに…………
それを"さとし"が見つけて
俺が仕事に行ってる間に自分の物にして遊んでた。
智さんを初めて見つけると走って行ったのは
自分の知ってる臭いだったから…………
寝るときもゲージに入れてシャツの上で寝てたから………
"さとし"も大好きだったんだろう
俺と智さんを近づけてくれたのに……
俺と智さんを引き離した……………
翔さんの部屋のドアを閉めた。
全てが繋がった。
翔さんは、遼が死んだのは俺のせいだと知ってるんだ。
知っていて俺に近づいたんだ。
「フフフ……………智さんの心の中に
俺は永遠に生き続ける………
あんたは…………永遠に俺のもんだ…………
フフフ……………アハハ………
俺から……………逃げれないだろ…………」
頭のなかで遼の楽しそうな笑い声が聞こえる………
……………
助けて…………
誰か…………助けて……………