あの日と同じだ。
俺が智さんにキスをしたあの日と…………
目が覚めたら何も覚えてなかったあの日と……
何がスイッチなんだろう……
何かのきっかけがフラッシュバックさせてるんだろう………
『ごめんね。智さん…………
ごめんね…………智…………』
こんなに深い傷を負わせた遼が、弟なのに………
憎いと思った。
『俺は、絶対智を傷つけない。』
だから…………俺を……………
好きになってくれ…………
そっと寝ている智を抱き締めた。
少しして智の体が揺れた。
俺は体を起こして智を見た。
キョトンとした顔をして
『………なに?
なんで?
あれ?
………?………??…』
と、懸命に記憶を辿ってるみたいで
俺の下で百面相。
それが可笑しいやら可愛いやらで
思わずそのままキスをした。
『…うっ………………うっアン…………ふっ………………アン………』
俺はなんで翔さんにキスされてるんだ?
……………
翔さんの唇が離れて
俺をじっと熱い目で見てる。
親指で俺の唇をなぞり
『………逃げる?』
と、聞いてきた?
『………………』
『逃げないなら続き………するけど…………』
『続き………って…………』
また、翔さんが俺の唇にキスをして言葉を塞ぐ。
翔さんが深く深く入ってきて
俺の息が上がる。
嫌じゃない。
嫌じゃないよ。
むしろ、今までに感じたことのないほど
……甘い……疼き………気持ちがいい………
俺は無意識に翔さんの背中に手を回し、
俺たちはお互いの唇を貪った。